会社員が副業するなら何に気をつける?本業と両立できる副業を見極めよう
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会社員として収入アップを目指す場合、評価されるだけの結果を出したり、役職登用試験や資格の勉強をしたりする必要があります。
しかし膨大な時間と労力をかけても、月々の給与へはごくわずかしか還元されないことも。
その点副業は手軽に取り組めて、月々数万円単位で収入を増やすことも比較的簡単です。
少しでも収入を増やしたいなら副業はいい方法と言えるでしょう。
ただし、注意も必要ですよ!
ここでは、会社員が副業する場合の注意点や適切な副業の選び方を解説します。
会社員が副業をするときの注意点
近年副業が一般的になり、手軽に取り組めるものも増えてきました。
副業を始めたくてウズウズする気持ちはあるでしょうが、気をつけないと痛い目にあうことも。
ここでは、副業をする場合の注意事項を紹介します。
トラブルの元。怪しい副業はNG
副業と言ってもいろいろありますが、当然ながら怪しい副業には手を出さないようにしましょう。
法的にグレー以上のもの、公序良俗に反するものはもちろん、情報量が少なく良し悪しの判断がつかないものも怪しいと位置づけるべき。
何かトラブルに巻き込まれたときに会社に迷惑をかけるだけでなく、仕事を失うなどリスクが高いです。
大金をつぎこみ借金まみれになってしまうなど、金銭的な危険があるものもやめましょう。
副業禁止規定は要確認
副業を禁止するという法的な決まりはありませんが、副業禁止規定を設けている会社も多くあります。
まずは就業規則を見て禁止規定の有無を確認しましょう。
会社規則に違反すると、最悪の場合懲戒解雇などの厳しい処分の対象になります。
就業規則に禁止規定がない場合でも、社内で周知されるなどしていた場合は風紀を乱したとして評価が下がることも。
副業によって本業がうまくいかなくなったら本末転倒ですね。
また、禁止規定の有無を確認する際にも注意が必要。
就業規則を見るだけなら問題ありませんが、社内の誰かに禁止規定の有無を聞く場合にはリスクが伴います。
信頼できる同僚に聞いたとしても何がきっかけで副業を疑われるかわかりませんよ。
自分が副業をやること前提で聞いてしまうとばれやすくなりますので、遠まわしに聞く工夫も必要です。
本業に支障がでては本末転倒
どんな仕事も割り切ってやる必要がでてくる本業と違い、副業は自分の自由にやりたいことだけをやれるのが魅力。
つまり、副業って楽しいのですよね。
しかし、副業はあくまでも副業で、主軸とすべきは本業です。
副業を頑張り過ぎて本業の勤務時間に疲れてミスをする、本業中も副業のことを考えて集中できないなど、本業に支障がでるほどのめりこんでは本末転倒というもの。
いつかは副業を本業にと考えているとしても、今の本業はどちらなのかをしっかりと把握すべき。
本業で安定した収入があるからこそ副業もやっていけるのだと、本業を大切にしましょう。
会社に内緒で副業するなら住民税に注意
禁止規定があるわけではないけど、会社には副業のことはばれたくない場合もあるでしょう。
会社に内緒で副業をする場合、ばれやすい接客業を選ばないなども必要ですが、気をつけたいのが住民税。
住民税額が多いことで住民税担当者の目にとまり副業を疑われる可能性がありますよ。
確定申告の際に特別徴収(給与からの天引き)ではなく、普通徴収(自分で納付する方法)に切り替えることである程度対策できます。
ただ、住民税の運営主体は自治体のため、お住まいの自治体によって取り扱いが異なります。
どうしてもばれたくないという場合は、自治体の窓口で一度納付方法について相談するようにしましょう。
本業と競合関係にある副業は選ばないこと
どうせなら自分のスキルが活かせる副業をしたい、その気持ちは分かります。
しかし本業と競合関係にある副業をむやみに選ぶと、ばれた場合のリスクが高すぎます。
例えば本業で飲食店の接客業をしているのに他の飲食店でもこっそり働くなどすれば、自身が本業で身につけた接客や経営ノウハウを他店に知られてしまうことに。
本業と競合関係にあるお店に利益をもたらすことで、間接的に本業を攻撃していることになります。
どうしても本業を活かした副業をしたいなら、一般的な接遇スキルのコツを教える匿名ブログを開設するなど、あくまでも部分的にスキルを活かせるものにとどめておくようにしましょう。
本業と両立可能な副業の選び方
本業と両立できてこそ副業と呼べるというもの。
副業選びの時点で両立が叶うかどうかが決まります。
本業に悪い影響を与えない適切な副業を選びたいですね。
ここでは、本業と両立しやすい副業を選ぶ際のポイントを紹介します。
始めやすいのはネットの副業
一昔前だと、副業をする場合はこっそりアルバイトをするなどダブルワークが主流でした。
しかし、それだと人目につきやすいため何かと不都合が生じますよね。
その点で始めやすいのはネットの副業。
趣味の手芸品をネット販売する、ブログやHPを開設して広告収入を得るなど、さまざまなネット副業があります。
本名を明かさなくていいものが多いため、副業にはもってこいです。
週末のみ副業をするならメリハリが
平日の夜を中心に副業しようとすると、副業のために早く帰りたくなったり、次の日の仕事に影響がでたりして、副業の目的があいまいになりがちです。
本業も副業も集中して取り組みたいなら、週末のみ副業すると決めるとメリハリがつきやすいですよ。
副業ですから休みたいときには休めばいいですし、本業があれば経済的に追い詰められることもない。
精神的にも余裕をもって副業ライフを送ることができます。
心身への影響が少ないものが吉
株やFXなど、投資を副業にしたいという方もいるでしょう。
年金に期待できないこのご時世、投資の勉強をかねて副業にするのはメリットも大きいことですね。
ただし、短期売買を基本とする投資スタイルなどで精神的に不安感が大きくなりやすいものは避けましょう。
人によっては株価が少し変動しただけで、眠れなくなるほど追い詰められてしまう人もいます。
自身の性格や余剰資金とのバランスをしっかり考えたうえで、精神的な影響が少ない投資を選ぶべき。
また、肉体労働や深夜に行う副業を選んで疲れやすくなるのもNG。
本業中に眠くなったり疲れて会社に行きたくなくなったりと、本業への影響が大きすぎます。
スキルアップにつながるとモチベーションを保ちやすい
せっかくやるなら、本業のスキルアップにつながる副業を選ぶのがおすすめ。
例えば家庭教師や外国人向けガイドなど、人に何かを教える副業をすることで自分の知識を増やす、定着させることにつながります。
人に教える技術や知識は本業でも活かすことが可能ですよね。
副業をやることで本業もよりうまくいきやすくなるでしょう。
相乗効果が得られれば、本業と副業のどちらについてもモチベーションを保つことができるのです。
楽しんでできるのが大事
副業は我慢や辛い思いをしてやるものではありません。
気持ちが乗らない副業をやるぐらいなら、本業に集中し、そこで高収入を目指すのがもっともいい方法。
趣味の延長でやれるぐらいの楽しい副業を選びましょう。
楽しくできてさらに収入が得られることこそが副業の魅力。
気持ちにゆとりができて仕事だけでなく私生活も楽しく過ごすことができますよ。
副業は収入アップの手段だけど注意も必要!
副業は比較的簡単に収入アップを叶えてくれる手段。
環境が許すなら副業を選択肢の一つとして考えてみるのはいいでしょう。
ただし、本業とのバランスがもっとも重要。
気をつけないと副業どころか本業すら失いかねませんので注意も必要なのです。
細心の注意を払ったうえで快適な副業ライフを送りましょう。
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