職務経歴書の中で注目される数字を盛り込もう
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
- 投稿日:
職務経歴書の中に数字を盛り込むことは、経験やスキルを具体的に表現する上で必須です。ここでは、自分の経験の中で見つけやすいように数字で表現することが効果的な項目をまとめてみました。
経歴書作成の際に役立ててください。
職務経歴書の数字は必ず目に留まる
良い職務経歴書の条件は、簡潔でわかりやすいこと。
できるだけ短いシンプルな文章に編集を重ねる中で、とても役に立つのが数値化です。
数字にすることは、たくさんのメリットを含んでいるので求人内容に対して有効なものを選んで盛り込みましょう。
そもそも数字は目立つ!
職務経歴書は履歴書よりも詳細を書くので、文字がさらに増えますよね。
文字の見た目と数字の見た目は明らかに異なっているので、数字は際立つという特徴を持ちます。
アピール要素を数値化できれば、それだけでも目立たせることができるのです。
採用担当者のアンテナに引っかかる
何通もの職務経歴書に目を通す採用担当者の目にパッと飛び込みやすいのが数字。
採用担当者が、職務経歴書を丁寧に読み込むことは少なく、募集されるポジションに対するキーワードを探すことが多いです。
そのキーワードに、数字が伴っていれば、アピールや主張を強力にサポートするでしょう。
印象度が格段に上がる
求人内容にフィットする項目、関連性の高い内容が目に留まることは面接へ進める確率を引き上げます。
数字によるアピールが盛り込まれていると、書類選考で選抜するときから、採用担当者の印象にも残りやすくなるというメリットを最大限得ることができるでしょう。
採用担当者が職務経歴書の中で探す数字とは?
職務経歴書の中で数値化を意識することでアピールに繋げられることにはどんなものがあるのかを紹介します。
経歴書を見直して、編集できる部分がないか確認してみてください。
誰もが、複数のスキルや能力を持っているもの。
文章の変わりの数値化によって端的に、クリアに表現することが可能になります。
金銭感覚
ほとんどの企業にとって、お金を回すということは欠かせない要素。
企業の財務への関わりも経験、貢献として数値化するのが有効でしょう。
例えば、
企業予算を管理する責任のあるポジションの経験とその予算の規模
企業の経費や支出削減に導く施策立案や取り組み期間とその成果
企業の収入になる業務に携わった業務内容とその成果
などがあげられるでしょう。
時間への意識
企業は限られた時間の中で事業を回していきます。
より少ない時間で、多くの活動や利益に繋がる工夫ができることはアピールとして有効。
どんな職種であっても時間削減についての数値は有効になるでしょう。
例えば、
企業や職務に携わった期間で、完了する責任感と意欲を見極められる傾向があるようです。
業務フローの効率化に努めた工夫や方法、成果やその期間
納期期限厳守の徹底のための具体的内容や成果
残業時間削減のための具体策とその状況下での成果
などがあげられるでしょう。
業務や管理した規模
携わった業務やプロジェクトの規模も有力な情報になります。
マネジメントであれ、メンバーであれ、その規模によって裁量や関わり方が異なります。
大きければいいというばかりでなく、応募する企業や求人ポジションの組織形態によりフィットしていることが有効になるでしょう。
例えば、
マネジメントであれば、チームの人数や期間、予算規模など
地域や国をまたいで管理した組織の数、地理的な範囲など
その規模の業務、プロジェクトでどれくらいの影響力をもたらしたか
管理、または関わったチームの特色(組織編成、年代、国籍、働き方)
などがあげられるでしょう。
上昇率、減少率
数値で書く際に割合(パーセンテージ)で表現することで、より信頼性が高まります。
300万の費用削減と書くだけでは実は印象が薄いでしょう。
予算1億からの削減の場合もあれば、予算一千万からの削減かもしれません。
一千万の場合、30%を削減しているのですからインパクトが強くなり、貢献度も見て取れます。
どれだけ影響を与える増減を果たしているかは、割合でぜひ表現して明確にしましょう。
例えば、
プロモーションにより売上を20%上昇させた
対応策見直しで利用顧客のリピート率を15%引き上げた
などが有効です。
日頃の数字管理が職務経歴書作成に役立つ
いろいろな数値化の可能性を紹介しましたが、職務経歴書に書くときになって項目をピックアップするのは至難の業です。
直近、1、2年くらいは何とか思い出せたとしても、3年、5年、10年ともなれば、記録が必要になるでしょう。
企業目標に深く関わる
在職中の自分の目標は、企業の目標に沿わせることで業務が貢献に繋がったことが自分自身でもよく分かるようになります。
職務経歴書にかける内容が見つかりやすくもなるでしょう。
比較したり、対象となる数字の提示に企業の目標というのも役立つのです。
企業の財政状態、業務状況、市場評価などに関心を深く持つことで、数値化できる内容を増やすことができるでしょう。
数値化で可能になることとは?
数値化することによって、ある時期との比較分析が可能になります。
このことが、職務経歴書に書けることを探し出す材料になるのです。
質が向上した、業績が良くなったというだけでは、何がどう変えられたのかが曖昧。
この曖昧さを解消してくれるのが数字なのです。
質が向上したのなら、どんなことが要素やきっかけになったのか、その後の何に良い影響を与えたのかまで考えていくと、数値化の対象が見えてきやすいでしょう。
数字での振り返り
数字での目標設定をしていると日ごと、週ごと、月ごと、一年を通しての仕事量や業績が出しやすくなります。
業務を頻繁に振り返るようになると、毎日の業務では改善点のほうに意識が行くものかもしれません。
大きな目標の中での小さな達成やそのスピード、区切りとなるポイントで書き出しておくのが賢明。
また、改善のために行った工夫や取り組んだ施策の経緯、内容、進捗などの記録はできるだけ細かに行ってみましょう。
職務経歴書を作成する際や面接時の質疑でも大いに役立つことになるでしょう。
そういった経緯の細かな部分に採用担当者は興味を持っているものです。
スキルや能力、さらには個性の説明にも説得力を持たせることに繋げることのできる材料となるでしょう。
もちろん、転職に備えてそれらを記録することが大切なのではありません。
振り返りを通じて、自分の仕事をよく分析することは、目標達成や業務の質を向上させる上でも大切なことです。
数値化の難しい業務の定量化の方法
仕事で目標設定をするとき、営業であれば、訪問件数や売上金額などたくさんの数値項目が浮かびやすいもの。
しかし、事務職になると、何を数値化すべきかがわかりにくいこともあります。
所要時間、費用、日数、人数、件数、回数、など自分の業務をいろいろな側面から見て測定できないか考えてみましょう。
多くの側面がみえていると自分なりの目標数値が出しやすくなるのもメリットです。
ある一時点の成果や業績を提示することよりも、長期な視点を持つと、数値化のポイントが見えてきやすいですよ。
職務経歴書には有効数字をたっぷり盛り込む
もちろん、仕事の目標は数字にこだわることだけではありません。
しかし、毎日の仕事の中で業務を数字化することは、比較、分析、検討を容易にします。
具体的な行動にも落とし込みやすくなるものです。
これは、求人募集をする採用担当者にとっても同じことが言えるでしょう。
職務経歴書の中で数字として把握することで、同じく、比較、分析、検討がしやすくなるのです。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーを
フォローしよう!