IT転職を考える未経験の人は読んでおきたいまとめ
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
昨今ではIT企業が急成長を遂げています。
そのため、慢性的な人材不足が常態化しており、企業にとっては好条件を掲げて求人募集を行っています。
そんな中、IT未経験の人間でもIT企業に転職することは可能なのでしょうか?
そのためにはどんな就職活動をするべきなのでしょうか?
IT企業への転職を考えた時の心構えを検証していきます。
転職もあり?IT業界未経験者におすすめの職種
IT業界は未経験だけれど、ITの仕事に関わりたいと転職を考える人は多いでしょう。
これからの時代にはITはなくてはならないと言われているからです。
IT業界の仕事は大きく分けて、システム開発、Webサービスやアプリ開発、サーバーなどのインフラ提供の3つに分けられます。
では、具体的に未経験でも転職可能なIT業界の職種を見ていきましょう。
技術職を1から目指すならエンジニア職
なりたい気持ちはあっても、実際に全くの未経験者がSEに転職することなどあるのでしょうか?
「未経験者の転職者歓迎」と書かれているSEの求人募集は確かに存在しています。
ただし、「既卒・第二新卒者歓迎」と書かれていることが多く、SEとして未経験でも、若い人材であれば採用したいという企業が多くあるのです。
未経験であっても転職して、入社後の社内研修を数か月間設けることでSEとしての知識や技術を十分に身につけることができます。
年齢が20代のうちは、まだまだ転職の可能性はあると言えるでしょう。
20代を過ぎていて、実務は未経験でも、プログラミングを独学で触ってみたり、ホームページを作成するなどの実務経験があれば、アピールする材料にはなるでしょう。
30代40代なら管理職採用を目指そう
30代、40代となるとIT業界に全くの未経験からSEに転職することは難しいのが現実でしょう。
しかし、前職の業界知識を活かすことは可能ですね。
たとえば、金融業界で活躍してきた人であれば、金融関係の様々なシステムに必要な知識が転職に役に立つことはあるでしょう。
その知識を未経験のIT業界で活用して、30代、40代は管理職としてのポジションに転職することが現実的ですね。
若い人に比べて、社会人経験や、管理職経験があることを武器として、社外との取引能力をアピールするのも良いですね。
IT知識がないなら営業などの職種も
IT業界ではどうしてもITの知識が必要となります。
未経験で、ITの知識が全くないのであれば、無理をしてSEを目指すよりも、IT企業での営業などの職種も選択肢に入れたら良いのではないでしょうか?
躍進するIT企業での営業職も大きなニーズがあると考えられます。
未経験でIT業界を目指す人におすすめの資格
未経験でIT業界に転職したいという人には、ぜひ資格の取得をお勧めしたいですね。
IT業界の資格は実に様々ですが、まず「国家資格」と「ベンダー資格」に分かれます。
「国家資格」は基礎知識を問う資格で、実務に活かす目的よりは基礎的な知識を持っていることで、何かトラブルが発生した時の解決力や応用力に活躍します。
未経験者であるなら、国家資格の力はとても大きな財産となります。
これに対し、「ベンダー資格」と呼ばれるものは、IT企業が自社製品に関しての知識や技能が一定水準であることを証明するための資格で、民間資格です。
転職で、どの企業に行っても通用するのがIT関連の国家資格なので、未経験の人が取得するなら、国家資格を選ぶ方が良いでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者の資格は、経済産業省が主催するIT関連の国家試験で、「情報処理技術者試験」の区分となります。
IT業界では重要視されているITの知識が多く求められます。
「高度IT人材となるために必要な基本的知識、技能を持ち、実践的な活用能力を身につけた者」という対象者増となっています。
プログラマー、システムエンジニアなどのIT職に従事する人やこれからIT業界を目指したいという人たちが受験します。
試験では、IT業界で働くために必要は基本的な知識を持っているか、情報処理に必要な論理的な考え方ができるかなどの試験が出題されます。
また、経営、管理についてもある程度の知識が問われるために、試験勉強を通じて、全般的なIT力が求められます。
未経験者でも勉強一つで取得できるので、転職のためにぜひ取得を目指しましょう。
プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャとは、IT業界において、情報システムの開発プロジェクトの責任者として、当該プロジェクトの計画、実行、管理をする業務に従事し、常にあらゆる職務を主導的に果たし、プロジェクトメンバーをけん引する役割があります。
時には個別システム化構想、計画の策定を進めることもあり、IT関連のプロジェクトの大幅変更を実行することもあり、大きな責任が伴います。
また、計画に際して、予算や工程などを管理し、プロジェクトを予定通りの日程で進めなければなりません。
そのために、組織運営及びシステム全般に関する基本的なIT関連事項を理解していることや、プロジェクトの全体意識を統一してプロジェクト運営ができる能力が必要となります。
また、プロジェクトの進捗状況や進行過程でのリスクを把握し、時には変更に踏み切れる分析力と判断力も評価されます。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストとは、ネットワークシステムを企画、要件定義、開発、運用、保守する業務に従事し、様々な役割を主導的に果たすと共に、プロジェクトメンバーを指導する人々をさします。
そのために、ネットワーク技術、ネットワークサービスの動向に幅広い視野を持ち、その時々の目的に応じて、ITの技術やサービスを選択できる力が試されます。
また企業、組織の要求によって、的確なネットワークシステムの要求仕様を作成できる力も必要とされます。
要求仕様によって、プロトコル技術、セキュリティ技術など様々な条件を満たす論理設計、物理設計ができるかというIT力が問われます。
このような資格試験は、未経験者であっても受験できるので、勉強して試験を受けてみると良いですね。
IT業界への未経験転職する際のポイント
IT業界に未経験者で転職することは難しいことではあります。
しかし、実際に求人募集に、「未経験者での転職歓迎」と書いてあるのは、企業として様々な事情があるからなのです。
IT業界に未経験で転職する際には、そんな企業の思惑を的確に判断し、自分にとって適切なところに転職したいものです。
IT業界では常に人材不足だという点があります。
これは、IT業界が常に走り続けているからですが、IT未経験者でも転職した後に十分に社内研修で知識や技術を身につけることができるからとも言えます。
やる気がある若い人であれば、ゼロから育てていきたいと思っているIT企業も多いのです。
そんなIT企業を目指して、諦めずに転職活動を続けることが大切です。
ITの基本的な知識や業界用語は覚えておこう
IT業界が未経験であっても、IT業界に転職したいと思うのであれば、基本的な知識や業界用語はおさえておきたいものです。
未経験の業界であっても、IT関連の書籍を読んだり、ネットで調べることも可能ですので、自分でできる範囲のIT関連の勉強はしておきましょう。
また、様々な試験もあるので、その試験を受けるための準備はしておきたいものです。
未経験でIT業界へ転職する志望動機をしっかりもつ
何故、未経験であるのにIT業界への転職を考えているのか、自問自答してみましょう。
IT業界に転職する魅力や、目標をしっかりと見定めることで志望動機もはっきりとしてくるはずです。
面接に行った時に、自分の今後の仕事への思いを伝えるために、いろいろな資格に挑戦することも大切です。
現職での実績を数字で証明できるようにする
転職する際には、現在の職場で自分がしてきたこと、自分ができることを数字で証明できるようにしておきましょう。
IT業界でも役立つような情報をきちんと整理し、まとめておくことで転職に有利になるはずです。
IT業界に特化した転職サイトを利用する
IT業界に未経験で転職をするのであれば、やはりIT業界に特化した転職サイトを利用することが一番近道です。
また、IT業界で必要な基本的な知識と取得しておくべき資格を把握しておきましょう。
IT業界に未経験者で転職するには前向きな姿勢が大切
常に人材不足が叫ばれているIT業界ですが、実は未経験者でもこの業界に転職することは可能なのです。
しかし、それを知る人は少ないようですね。
将来的なことを考えれば、IT業界は今後ますます発展することは間違いありません。
未経験者であっても、まずはIT業界への転職をもう一度考えてみませんか?
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