忙しくても上達!社会人の英語学習の選択肢
- カテゴリ名:一歩進んだ仕事術
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英語使って仕事をしている人たちは、時間を捻出してブラッシュアップに取り組んでいます。
上達の道の上を常に歩き続けているのです。
ここでは、社会人の英語学習の時間の傾向とよく使われている学習ツール、コミュニケーションツールとしての英語で日本人に欠けていることなどをまとめてみました。
上達する社会人の英語学習時間のいろいろ
学習時間の捻出には、毎日の時間の使い方の工夫や自分の生活や学習スタイルに合っていることが欠かせません。
あなたにはどの時間と学習スタイルがフィットしますか?
スキマ時間(1~10分)
通勤の途中、仕事でのお昼の休憩時間の一部を充てたり、プライベートな待ち合わせの時間、コーヒーを淹れるお湯が沸くまで、お風呂のバスタブにお湯を張る間など、スキマ時間を利用して学習している人はたくさんいます。
スキマ時間を上手に英語学習に充てて習慣にしていくには、毎日の活動ルーチンの中で空く時間を探し出すこと。
ほんの数分のためでも、さっと取り掛かれるような工夫をしてみてください。
いつでもどこでもということを考えるならスマートフォンの活用が便利。
自宅でなら、使うテキストや電子機器、文具などすぐに触れられる場所にひとまとめにしておくと取り掛かりがとてもスムーズです。
忘れることもなく、心理的な負荷も下がるでしょう。
朝時間、夜時間で確保(30~1時間)
早起きして朝の静かな時間を英語学習に充てるのも効果的です。
起きた後に学習に取り組むまでをルーチン化することがポイント。
朝は、時間が限られているので、集中力アップの期待ができます。
自宅でインプットして通勤時間で復習という流れを作ると記憶にも残りやすいでしょう。
仕事後の夜時間なら、朝の学習の逆パターンが可能ですよね。
帰宅途中にスマートフォンなどでさっと学習したことを家でじっくり確認。
もちろん、教材やオンラインを活用した学習に取り組んでいる人もいます。
声に出したり、書き出したりは、英語の上達には欠かせませんが、外出時や通勤途中では難しいこともあるので、自宅での学習時間の確保は必須のようです。
平日や休日の集中学習(1~3時間)
平日に特定の学習日を設けたり、休日に英語学習の時間を確保している人もいます。
英語講座を受講したり、英会話スクールで直接学んでいるケースが多いようです。
そんな中でも「勉強」という感覚なしに、洋画や海外ドラマにハマったり、友人や先生との英語でのコミュニケーションを取ることで英語の上達を図っている人も。
自分の生活スタイルに無理なく組み込ませることがコツのようです。
社会人は英語学習でどんなツールを使っている?
英語学習のためのツールは世の中に溢れています。
社会人の英語学習者がどんなツールを使っているのか参考にしてみてください。
アプリを有効活用
英語学習でも圧倒的に活用されているのがスマートフォンでのアプリでしょう。
単語、文法、リスニング、発音など目的に合わせて学習することができるのもメリットですよね。
使い勝手、集中のしやすさ、見た目、面白く学んでいけるように機能も工夫されているものがたくさんあります。
スキマ時間で学習するときには、欠かせないお役立ちツールです。
English Upgrader
少し上級者向けですが、63個のさまざまな分野のエピソードの視聴が可能。
各エピソードにクイズが出題されるのでリスニングでの理解度を確認することができます。
エピソードに出てきたフレーズも「フレーズ3択クイズ」があり、発音と意味、例文のチェックができる優れものです。
POLYGLOTS
英語のニュース記事を読む人におすすめです。
リーディングレベルはアプリ内で選択できるので初級、上級問わずに活用できます。分からない単語を即座に検索できる「ワンタップ辞書機能」
読む速度をコントロールできる「ペースメーカー機能」
読んだ量を見える化する「ログ機能」が便利です。
英語ニュースなんて無理!という人も一度試してみてください。
オンラインを有効活用
スマートフォンはもちろん、パソコンやタブレットでのインターネット上の英語学習ツールも豊富です。
無料や低価格のものもどんどん増えています。
アプリと同じく、自分の目的に合わせて自由に選べて、自分のペースで学習できるのもメリットのひとつ。
Youtube動画チャンネル、オンライン英会話、オンライン英語辞書、英語学習サイト、海外ニュースサイト、海外の大学の講義が受けられるMOOC、言語交換のチャットなど有効活用していきましょう。
TalkEnglish.com
スピーキングを中心に4技能向上コンテンツがありテスト対策などにも有効です。
たくさんの英会話フレーズが音声付きで視聴できるのですが、スピーキングの練習をしながら文法の確認ができるという点が隠れた魅力。
英語初心者からちょっと文法に自信のない中級者以上の人にも役立つサイトです。
MOOCプラットフォーム
「FutureLearn」「Coursera」「edX」など、世界中の有名大学の講義を受講することができます。
講義と言ってもドラマチックな演出がされているものもあり、マネジメント、IT、科学、歴史、心理学、芸術、経済など、ジャンルも豊富。
英語なので難しく感じるかもしれませんが、自分のペースで受講できるのがオンライン講義の強み。英語を学ぶことから英語で学ぶことにシフトしてみませんか?
ビジネス英語の参考書
ビジネスで英語を使っていくには、日常会話とは別に存在するルールやポイントを知っておくと仕事がスムーズに運ぶようになります。
英語はコミュニケーションツールですが、ビジネスシーンに沿った英語の使い方は、単語や文法の学習の中では学びきれない部分がたくさんあります。
英語ができても仕事が進まない!を防ぐための英語でのコミュニケーションのコツを紹介した書籍も役に立ちます。
会話もメールも 英語は3語で伝わります/中山 裕木子
英語は簡単でシンプルな表現をすることが好まれます。
日本語の構造になれているとついつい英文が長くなりがち。
意外に難しい、英語のシンプル表現のコツを学ぶことができます。
ビジネスシーンではこのスキルは重宝するでしょう。
英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集/マヤ・バーダマン
英語でも敬意をしっかり表現するポイントを教えてくれる一冊。
英語フレーズそのものだけでなく、英語社会での敬意とはどういうもので、どういう状況で必要なのかということを感覚的に学ぶことができます。
ビジネスで英語を使っていく人にはおすすめです。
日本の社会人の英語学習で欠けているもの
日本人の平均英語力は、残念ながら世界レベルに達しているとは言えません。
英語学習を積極的に行う人が増えている一方で、英語に自信が持てなかったり、抵抗を感じる人が多いと言われています。
どんな点が上達を阻む原因なのかを知るとビジネス英語習得の課題が見つかり易くなるでしょう。
十分な能力に達するだけの学習時間
日本人は、英語を自由に使えるようになることに必要な学習時間が圧倒的に欠けているそうです。
世界の英語圏でない国々では、10代になる前からの英語教育がとても充実しています。
取り巻く環境論になってしまいますが、環境が学習する物事の習得度や上達のスピードに大きな影響を与えることは自然なことですよね。
海外には、母国語でなくても周りに外国人がたくさんいて、日常でも英語を使っている国がたくさんあります。
「コミュニケーションに不可欠のもの」ですから言葉に抵抗感を持っている暇はありません。
その機会が、英語の上達に直結しているのです。リアルな生活の中で心と思考を使う英語なので吸収力もグッと高くなります。
特定の企業や仕事でなければ使わないし、使う必要性も感じないという環境が日本人の学習時間が短いことに起因しています。
英語学習は「勉強」という認識で、現実の生活の中で改めて勉強の時間を設けなければならないことも、時間確保が難しい要因になっているようです。
良好関係を保つ交渉力
ビジネスで必要になるのが、勝ち負けではなくWin-Winの結果になるように相談や交渉を進める力です。
そのような交渉をするためには、自分が何を知らなければならないか、相手の要望は何か、何を質問するべきか、自分は何ができるかなどを明確にしなければなりません。
相手の要望の目的、価値観やコミュニケーションのスタイルを深く理解することが大切。
日本での交渉や相談の進め方やマインドでは通用しないことも多々あります。
ビジネスシーンでの英語コミュニケーションでは、伝えたり、聞いたりという単純なものばかりではなく、心理や感情という部分も加味し「言葉にしていく」ということが必要なのです。
圧倒的な積極性
日本人は、海外の人たちに比べると、積極性が足りないようです。
相手に対する丁寧さや敬意は、英語でも必要ですし、マイナスなことではありません。
しかし、英語のコミュニケーションの中では、その習慣自体が阻害になることがあります。
海外の環境から見ると日本人は、必要以上の遠慮であったり、言うべき言葉を飲み込んでしまう習慣を作り出しているとも言えるでしょう。
単純に話す、聞く機会をスルーしているだけでなく、英語環境にフィットするマインドや思考を働かせる経験も逃していることになります。
社会人らしい英語学習を!
もちろん、英語の試験を受けたりする場合はテスト対策に励むことも間違いではありません。
しかし、仕事で使う英語のマインド的な部分というのは、テスト勉強の中で学び取っていくことは難しいものです。
高度な英語を詰め込む前にぜひ一度、英語的な思考やマインドのことを知ってください。
きっと学習効率アップに繋がるでしょう。
スキマ時間で学ぶことも活用度がグッと広がります。
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