面接の基本!入退室のマナーをおさえよう

面接の基本!入退室のマナーをおさえよう
rkit / Pixabay

就職活動の際には、つい志望動機や自己アピールという「中身」の部分に注目しがちです。
しかし、本番は面接。面接の印象を決めるとも言われる「入退室時の動作」や注意点、入退室のマナーについて紹介します。

入室マナーの基本

面接会場への入室時の動作は、第一印象を決めるとも言われる大事なもの。そこでまずは、よりよい印象を持ってもらうために知っておきたいマナーを、5つのポイントに絞って紹介します。

ノックは3回

まず、面接会場となる部屋に入る際には、ドアをノックし、中から応答があってから入室しましょう。
このノックの回数ですが、入室の確認を意味する場合には、3回ノックするのがマナーとされています。4回ノックしてもまちがいではありませんが、4回ノックするのはどちらかというと国際的なルール。日本では、3回が一般的なようです。

なお、強すぎるノックは乱暴な印象を与えがちですが、ノックの音が小さすぎるのも困りものです。「落ち着いて、優しく」を心がけましょう。

余談ですが、ノックと言えば「トントン」という2回をイメージする人も多いかもしれませんね。この2回のノックは空室確認を意味するもの。「トイレノック」とも呼ばれていて、少し意味合いが変わってきます。

ドアを開けたらまず一言

ノックをして室内から返事があれば、ドアを開けましょう。一言、「失礼します」と部屋に足を踏み入れる前に、あいさつをします。この場合は会釈程度のお辞儀で結構ですが、面接官の目を見て一礼すると、しっかりとした印象を与えることができます。面接官が複数いる場合は、真ん中の方に視線を合わせるかたちでよいでしょう。

扉は後ろ手で閉めない

あいさつ後、大きな音を立てないように静かにドアを閉めます。このとき、面接官の方を向いたまま、後ろ手でドアを閉めないように注意しましょう。雑な印象を与えてしまいます。

ドアを閉める際は、一旦、ドアの方に向き直ってから扉を閉めるのがマナー。とはいえ、完全におしりを向けるのは失礼にあたりますので、少し振り返って閉める程度でOKです。

促されてから着席する

ドアを閉めたら、ここでも一言。「よろしくお願い致します」と深くお辞儀をします。それから、面接官の指示に従い、席まで移動しましょう。

席にたどり着いても、「どうぞ」などと着席を促されるまでは座らないのがマナーです。荷物も、着席するよう声をかけてもらうまでは、持ったままにしておいてください。なお、椅子の横に立って待つのが理想的ですが、机や椅子のレイアウトによっては椅子の前や後ろでも構いません。

着席する際には、「失礼します」と断ってから座りましょう。

姿勢を正して座る

椅子に座ると、その人の姿勢や癖がよくわかると言われています。面接の際は、椅子の背もたれ近くまで深く腰掛けるのではなく、半分ほどまでに座るよう意識してください。あごをひいて背筋を伸ばし、肩を少し後ろにひくようなイメージで胸を張ると美しく見えますよ。間違っても、寄りかかったり猫背になったりするようなことはないようにしたいですね。

退室マナーの基本

入室時のマナーが第一印象を決めるのであれば、退室時のマナーは後味を決めるものと言ってよいでしょう。面接が終わったからといえ、退室する前に気を抜かないように注意してください。

印象の良いまま会場を後にするにはどうすればよいのでしょうか。

席を立つ前にお礼を述べる

面接の終わりを告げられたら、席を立ちあがる前に「本日はお忙しい中ありがとうございました」など、お礼の言葉を述べましょう。黙って立ち上がると早く帰りたいような印象を与えます。言葉を添えることで、気持ちを伝えることができますし、印象も良くなりますよ。

お礼を述べた後に、席を立ち、深く一礼します。「よろしくお願い致します」などと一言加えてもいいでしょう。

その後、荷物を抱えて、椅子を正してから席を離れましょう。集団面接ではほかの方の動きが気になるシーンではありますが、慌てる必要はありません。ゆっくりでもいいので、椅子を正すことまで忘れないようにしましょう。

ドアを出るときに、もう一度おじぎを

会場を後にする際には、もう一度おじぎをしましょう。面接官と目を合わせ、「失礼します」と声をかけた上で一礼し、退室します。「何回おじぎをするの?」と言いたくなるかもしれませんが、「礼に始まり礼に終わる」という言葉があるように、最後まで礼儀を尽くすのがマナーです。

なお、面接会場の広さによっては、椅子とドアの位置が近いこともあります。ドアを出る際に一礼するのがマナーではありますが、不自然になりすぎないように注意してくださいね。

ドアを閉めるときまで配慮を忘れずに

入室時と同じように、退室時も、ドアに向き直ってから静かにドアを閉めましょう。もう面接官からは見えないかもしれませんが、後ろ手では閉めないように。

また、中には、面接会場を後にしたら、すぐに気が抜けてしまう方もいますが、エレベータ内やビル内にいる間は見られている意識を持ちましょう。すぐにスマホを取り出したり、歩きスマホをしたり……というのは見ていて印象が良いものではありません。気を付けるようにしてください。

こんな時どうする?

入退室時のマナーを一通り紹介しましたが、すべてがシミュレーション通りに進むとは限らないのが面接ですよね。そこで、よくある「?」についていくつか解説します。

室内まで案内された場合は?

面接によっては、ノックをして入室するのではなく、担当の方に室内まで案内してもらうこともあります。この場合、中に誰もいない部屋であっても、一歩足を踏み入れる際には「失礼します」と声をかけるのがマナーです。椅子などが用意してある場合でも、案内係の方に促されるまでは勝手に移動しないようにしましょう。

「お掛けになってお待ちください」などと着席を促された場合にも、一言「失礼します」などと断ってから座るようにしてください。なお、面接官の方が入室されたら、必ず起立して挨拶をするようにしましょう。

かばんはどうする?

持っている荷物やコートなどは、着席を促されるまでは手に持ったままにします。「手に持ったままでいいの!?」と疑問に思うかもしれませんが、荷物を持った状態で挨拶をしたり、一礼したりするのはマナー違反ではありません。

着席するように言われたら、かばんは椅子の横に、立てるようにしておきます。椅子の横にスペースがない場合には、椅子の後ろでも構いません。この際、コート類は、かばんの上にかけるようにしておくといいですね。できるだけ見た目がきれいになるように、持ち方を工夫しておくと焦らずに済みますよ。

「ながら」動作はNG

ドアを開けたあとや着席する際など、一言付け加えるのがマナーであると先述しましたが、くれぐれも「ながら」動作には気を付けましょう。腰を下ろしながら「失礼します」、席を立ちながら「ありがとうございます」と言っても、雑な印象を与えてしまいます。急ぐ必要はありませんので、言葉と動作は別にするように、日頃から気を付けておくといいですよ。

名前はいつ名乗るのが正解?

入室後、着席する前に名前を聞かれることもあれば、席に座ったあとに名乗るように言われることもあります。企業によって流れが異なることもありますので、焦って名乗る必要はありません。タイミングが合えば、入室し、席にたどり着いた時点で「○○△△(氏名)と申します。本日はお忙しい中ありがとうございます」と、一言付け足した上で名乗るとよいでしょう。

焦らず、慌てずが大切

いかがでしたでしょうか。細かいプロセスがたくさんあって難しいように思えますが、何度かやってみるうちに、一連の流れが自然と身につきます。面接会場への出入りは印象を左右するものではありますが、仮にお辞儀をひとつ忘れたからと言って、即不合格が決まってしまうものでもありません。まずは、焦らずに慌てずに、ひとつひとつを丁寧にやることを心がけてみましょう。

 

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