好印象を与える入社式の挨拶で気を付けたいこと

好印象を与える入社式の挨拶で気を付けたいこと

新しい企業に入社をするときに、誰もが入社式での挨拶を行うことになると思います。
入社日が近づいてくると、どんな内容で挨拶をしようかと悩んでしまうなんてこともありますよね。
そこで今回は、入社式での挨拶でばっちり好印象を残すポイントをご説明します。
挨拶のポイントをしっかりと押えて、今後の会社生活をより良いものにしていきましょう。

緊張するし恥ずかしい!入社挨拶にどんな意味があるの?

全社員が集まる入社式での挨拶はとても緊張しますし、全員の注目が自分に集まっていると思うととても恥ずかしいものですよね。
できれば入社式での挨拶をやりたくない、と思っている人も少なくはないと思います。
そんな気の重くなってしまうような入社式での挨拶には、一体どんな意味があるのでしょうか。

自分を知ってもらう絶好の機会です!

入社式での挨拶は全員に、一度で自分の顔と名前を覚えてもらえる絶好のチャンスなのです。
挨拶を上手くこなすことが出来れば皆に好印象を持ってもらうことができ、入社後に先輩たちから気軽に声をかけてもらえたり、会話のきっかけを作ることができるでしょう。
つまり、入社式での挨拶をうまく終えることで、今後の自身の社会生活を円滑なものに変えるきっかけにすることが出来るのです。

挨拶のポイント1:基本をしっかり押えておこう

入社式での挨拶の大切さがわかったところで、ここからは挨拶を行ううえで重要となるポイントを見て行きましょう。
まず覚えていただきたいのは、挨拶の基本をしっかりと覚え押さえる、という点です。
では、入社式での挨拶の基本を見てみましょう。

まずは全体の構成を組んでおこう

挨拶の内容を考えるうえで大切なのは、最初に全体の構成を作っておくという点です。
構成をしっかりと組んでおくことで話がそれてしまったり、だらだらと話を長引かせてしまうといった失敗を防ぐことが出来ます。
また、しっかりと構成を組むことで挨拶の内容を覚えやすくなりますし、もし緊張で内容を忘れてしまった場合でも構成に合わせて話を進める事が出来るのです。
挨拶を行う際の構成は、まず「簡単な自己紹介」を行い、次に「入社を喜ぶ気持ち」を伝えます。
その後「今後の抱負や目標」を伝え、最後に「支援や指導をお願いする言葉」で締めくくると良いでしょう。
最初にこの構成を押えておけば、内容を考えやすくなることだと思います。

構成を押えて、自分らしい内容を考えよう

話の全体構成をご説明しましたが、ただ構成に沿って話をするだけでは自分らしさを伝えることは出来ません。
入社式での挨拶というのはどうしても新入社員同士で似てしまう傾向にあるからです。
そこで他の挨拶に埋もれてしまうことが無いように、挨拶の中に自分らしさを加えることが大切となります。
自分らしい自己紹介や抱負などを、自分の言葉で伝えることが出来るように意識しましょう。

挨拶のポイント2:時間をしっかり意識しよう

全体構成を考える事の大切さをお伝えしてきましたが、ただ構成に沿えば良いということではありません。
次に大切なのは自分の話している時間を意識、把握しておくということです。
当然のことではありますが、挨拶の時間は決して無限に与えられている訳ではありません。
しっかりと時間を意識して話ができるようになりましょう。

長くダラダラと話すのは印象が悪い!

自分のことを知って欲しい、という前向きな思いから話が長くなってしまうという気持ちはとても素晴らしいものです。
しかし、実際に新入社員の挨拶に聞き入ってくれる先輩は多くはありません。
逆に長々と話をする中で、話を上手くまとめることが出来ない人、要領を得ない人なんていう悪い印象を与えてしまうこともあるのです。
さらに、長々と時間拘束を受ける中で不快感を抱く人も居るかもしれません。
そんな悪い感情を抱かせないためにも、しっかりと時間を意識することが大切なのです。

簡潔にまとめて短時間でバッチリ印象を残そう!

そこで大切なのが、話の要点や自身の伝えたいことを簡潔にかつ短時間にまとめるということになります。
わかりやすい内容で話をすることにより、話すことが上手な人、内容をまとめることが出来る人という好印象を与えることが出来ます。
また、短い言葉で自分らしい挨拶を行うことでしっかりと印象を残すことが出来るでしょう。
短時間で話をまとめるコツは、挨拶の内容を考える際に長々と文章で考えるのではなく、伝えたいことをいくつかのキーワードにして内容を決めていくと話がまとまりやすいと言われています。

挨拶のポイント3:自分を覚えてもらえる工夫をしよう

挨拶の全体構成、時間の2つのポイントを押えることが出来たら最後に気を付けたいのが自分を覚えてもらえる工夫を行うという点です。
入社式のように全社員が集まる場というのは、なかなかありません。
全社員の目に留まることが出来る数少ないチャンスなのですから、自分のことをしっかりと覚えてもらえるように努力してみましょう。

内容にオリジナル感を出そう

人の印象に残るために大切なのは、インパクトを残すということです。
厳粛な入社式という場ですので、「新人だから」「他の誰もやらないから」と自分らしいアピールを恥ずかしいと思うこともあるかもしれませんが、そこで躊躇していてはせっかくのチャンスが勿体ないです。
逆に新人だからこそ、誰もやらないからこそ覚えて貰えますしやることに意味があるのです。
多少の失敗はむしろ新人だから許して貰える点ですので、挨拶を行うさいには自分らしいオリジナル感を出していけるように努力してみましょう。
これまでのポイントとしてお伝えしてきた全体構成や時間を考えたうえで、内容に自分らしさや自分のアピールを加えて自分だけのオリジナルの挨拶を作りあげましょう。

面白エピソードで記憶に残そう!

おすすめなのは、自分の面白エピソードを交えて話すということです。
そうすることでインパクトを与えることが出来ますし、入社式後に先輩達から絡んでもらえるからです。
具体的には自分の趣味を伝えたり、笑いを誘えるようなエピソードを入れてみましょう。
ちょっと難しいなという方は人よりも大きな声で話してみたり、方言を使ってみるなど、後々面白いエピソードとなるように挨拶をするのも印象に残る方法の一つですし、誰にか話を振ってみたり質問してみるのも印象に残ることが出来ます。

内容だけではダメ!マナーもしっかり守ろう

さて、ここまで挨拶を行ううえでのポイントを3つご紹介してきました。
しかし、挨拶の際にこの3つさえ押えておけば他に何も意識しなくて良いというわけではありません。
当然、社会人として挨拶を行うなかで守るべきマナーが存在するのです。
マナーも完璧に行うことで、しっかりとした人であるという印象を与えることが出来るようにしましょう。

しっかりと敬語を使いこなそう

まず、当然のことではありますがしっかりと敬語を使うことが大切です。
自分アピールを行ったり、自分らしい言葉で挨拶しようと意識するあまりタメ口になってしまったり、失礼な言い回しをすることが無いようにしっかりと自身の発言に意識しておくことが大切です。
敬語がちゃんと使えないと、マナーのなっていない人、社会人になりきれていない、という悪い印象を与えてしまいがちですので注意しましょう。

緊張して忘れがち!一礼を意識して

緊張しているとどうしても檀上に上がったそのまま話はじめてしまったり、話終わったあとにそのまま檀上から降りてしまうなんてことがあります。
しかし、話し始める前、そして話が終わったら必ず全員に向かって一礼することを心がけましょう。
一礼は全員に向けての挨拶と同じ意味となりますので、しっかりと深く頭を下げてお辞儀が出来るように意識しておくことが大切となります。

入社後にも社内の人と良い関係を築くための第一歩

入社式での挨拶は誰もが恥ずかしいと感じ、緊張することだと思います。
しかし、その後の会社生活をより良いものにするためのとても大事な一歩にもなるのです。
多くの人に覚えてもらい、会社での人間関係を円滑にするという、何よりも今後の自分のためにしっかりと今回お教えしたポイントを押えた挨拶が出来るように意識してみましょう。
恥ずかしいのも緊張するのもその一回だけです。
悔いの残る挨拶にしないためにも、挨拶を頑張ってみてください。

  • 0Tweet!
  • 0Share!
  • 0Bookmark!
  • 0Share!
スポンサードリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーを
フォローしよう!

関連記事

おすすめ記事

ビジネス英語力をグッと引き上げる自己作文学習法

仕事で英語を使って話したり、書いたりするときに「これは何というのだろう?」「この表現でいいのかな?」と止まって […]

続きを読む

ビジネスマナー検定と秘書検定どちらを受験すべき?両者の違いとおすすめする人

仕事で活かせるビジネスマナーを学びたいと思ったとき、よく聞くのがビジネスマナー検定や秘書検定などのビジネス系検 […]

続きを読む

知らなかったでは済まない基礎知識!席順のビジネスマナーを覚えよう

打ち合わせや会食などの場において「上座」「下座」という言葉を耳にする機会も多いかと思いますが、皆さんはその意味 […]

続きを読む

ビジネスマナーで、好印象のお辞儀は「手の位置」がポイント!

ビジネスマナーが必要な場面で、機会が多くて相手に与える影響の強いのがお辞儀ですが、言葉の発声やお辞儀の角度に加 […]

続きを読む

女性職場への転職は適性の見極めが重要。向き不向きを確認してから転職を

アパレルや美容、医療系など、業界や職種によって女性が多くを占める企業がありますよね。 職場の全員が女性である、 […]

続きを読む

記事ランキング

1

退職金はいつ振り込まれるの?知っておきたい退職金の基本と振込時期

退職金が振り込まれず不安になっていませんか? 長年勤めた会社を辞めた後であれば、なおさら入金が待ち遠しいことで […]

続きを読む

2

書類選考通過メールはどう返すべき?パターン別、返信例文を紹介!

書類選考を受けた場合、選考通過に関してメールで連絡がくることがあります。 そのメール、どう返信すればよいのでし […]

続きを読む

3

書類選考結果、不合格の場合は何日で来る?知っておきたい不採用事例

書類選考の結果連絡、待ち遠しいですよね。 「ダメなら次の企業へ進みたい!」という場合は、どれくらい待てばよいの […]

続きを読む

4

「体調不良」はどう伝える?退職理由の正しい伝え方、ポイントを解説

激務などが理由で体を壊し、いよいよ会社を辞めたいという時、会社側にはどのように伝えればよいのでしょうか。 体調 […]

続きを読む

5

明日から仕事のモチベーションが絶対にあがるおすすめ映画15選

毎日、同じことの繰り返しで、仕事へのモチベーションが下がってしまうときってありませんか? そんなときに見てほし […]

続きを読む

6

職務経歴書の特記事項の意味とは?特記事項なしでも大丈夫?

転職活動の際の初めての職務経歴書で、何を書いていいのか分からないという人も多いでしょう。 特にテンプレートに「 […]

続きを読む

7

職務経歴書の職務要約の書き方とは?職務要約の意味と書くべき内容!

職務経歴書における職務要約とは?その重要性とは?どんな点に注意して書けば良い?この記事では、これから職務履歴書 […]

続きを読む

8

退職金は転職先で年末調整できない?退職金は確定申告の可能性を考えるべき

退職金をもらったら転職先で年末調整してもらうのか、自分で確定申告をするのか分からないという人もいるでしょう。 […]

続きを読む

9

「簿記」の資格はどう書くべき?履歴書の資格欄の書き方を解説します

選考において、持っている資格はぜひアピールしたいところ。 そこでおさえておきたいのが、履歴書の資格欄の記入方法 […]

続きを読む

10

退職の挨拶と一緒にプレゼントを渡すなら?おすすめの種類や金額、心との関係

会社を辞めるとき、職場の人への退職の挨拶とあわせてプレゼントを渡したいと考えることがあります。何を贈ればいいの […]

続きを読む

SNSをフォローして最新情報をゲット

スポンサードリンク

人気記事TOP10

1

退職金はいつ振り込まれるの?知っておきたい退職金の基本と振込時期

退職金が振り込まれず不安になっていませんか? 長年勤めた会社を辞めた後であれば、なおさら入金が待ち遠しいことで […]

2

書類選考通過メールはどう返すべき?パターン別、返信例文を紹介!

書類選考を受けた場合、選考通過に関してメールで連絡がくることがあります。 そのメール、どう返信すればよいのでし […]

3

書類選考結果、不合格の場合は何日で来る?知っておきたい不採用事例

書類選考の結果連絡、待ち遠しいですよね。 「ダメなら次の企業へ進みたい!」という場合は、どれくらい待てばよいの […]

4

「体調不良」はどう伝える?退職理由の正しい伝え方、ポイントを解説

激務などが理由で体を壊し、いよいよ会社を辞めたいという時、会社側にはどのように伝えればよいのでしょうか。 体調 […]

5

明日から仕事のモチベーションが絶対にあがるおすすめ映画15選

毎日、同じことの繰り返しで、仕事へのモチベーションが下がってしまうときってありませんか? そんなときに見てほし […]

6

職務経歴書の特記事項の意味とは?特記事項なしでも大丈夫?

転職活動の際の初めての職務経歴書で、何を書いていいのか分からないという人も多いでしょう。 特にテンプレートに「 […]

7

職務経歴書の職務要約の書き方とは?職務要約の意味と書くべき内容!

職務経歴書における職務要約とは?その重要性とは?どんな点に注意して書けば良い?この記事では、これから職務履歴書 […]

8

退職金は転職先で年末調整できない?退職金は確定申告の可能性を考えるべき

退職金をもらったら転職先で年末調整してもらうのか、自分で確定申告をするのか分からないという人もいるでしょう。 […]

9

「簿記」の資格はどう書くべき?履歴書の資格欄の書き方を解説します

選考において、持っている資格はぜひアピールしたいところ。 そこでおさえておきたいのが、履歴書の資格欄の記入方法 […]

10

退職の挨拶と一緒にプレゼントを渡すなら?おすすめの種類や金額、心との関係

会社を辞めるとき、職場の人への退職の挨拶とあわせてプレゼントを渡したいと考えることがあります。何を贈ればいいの […]

もっと読む

ピックアップ特集

おすすめの転職サイト