転職面接での挨拶。社会人としての経験ありますから!
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
面接の際に大事なことと言えば、まずなによりも挨拶でしょう。
特に、転職面接の場合には新卒と違い、社会人としての振る舞いができることは最低条件です。
挨拶がちゃんとできないと「本当に社会人の経験があるのか?」と悪い第一印象を与えてしまう可能性があります。
しっかりと社会人をやってきたのだと経験を示すためにも、挨拶の仕方について改めて確認してから臨みましょう。
たかが挨拶されど挨拶
挨拶なんて一瞬で済むことだし、結局は仕事がちゃんと出来れば問題ないだろう、などと侮るなかれ。
その一瞬で第一印象が決まってしまうわけですし、仕事もできるし挨拶も出来る人が同時に応募してきた場合を考えれば、仕事に自信があっても挨拶が出来るに越したことはありません。
第一印象を左右する挨拶
第一印象は、出会って最初の10秒くらいで決まってしまうとも言われます。
最初の挨拶は、第一印象に決定的な影響を与える可能性があるわけです。
また、年輩の方や体育会系の方の中には、特に「挨拶が出来るかどうか」を人格の判断基準として重視している方が存在します。
そういう面接官にあたってしまった場合、最初の挨拶でつまずくと、その悪印象を面接の短い時間で挽回するのは難しいかもしれません。
好印象な挨拶とは
伏し目がちにぼそっと挨拶されるのと、笑顔でまっすぐ目を見て、はっきりとした声で挨拶されるのと、一般的にどちらのほうがいい印象を与えるかは言うまでもありませんね。
基本は明るく、笑顔で。
しかし、あまり気張り過ぎるのも考えものです。
声が大きければいいと言うものでもありません。
やりすぎると、かえって悪い印象を残してしまう危険も。
あくまでも、その場にふさわしいトーンで、スマートな挨拶をすることで、社会人としての落ち着きを発揮したいところです。
社会人の常識。挨拶の基本を抑えておこう
では、挨拶の基本をもう少し具体的に確認しておきましょう。
目線、声、お辞儀の角度や、面接時の挨拶のタイミングなど、改めて確認しておくことで、本番には落ち着いて挨拶できるようにしておきたいところです。
目線
挨拶をする際、まず最初の段階では、目線は相手に合わせるのが基本です。
目を伏せていては、誰に挨拶をしているのかわからず失礼に当たります。
ただし、お辞儀で頭を下げる際には、目線は外して問題ありません。
自分が挨拶をされる時のことを想像すればわかるかと思いますが、相手がお辞儀をしながら自分のほうを見つめ続けていたらなんだか不気味ですね。
よって、まず相手をちゃんと見つめ、お辞儀とともに目線を外し、お辞儀が終わるとともにまた相手を見つめる、というのが自然な挨拶の流れです。
声
声に関しては、相手が聞き取りやすいようにはっきりと、大きな声で挨拶するのがいいでしょう。
ただし、声を張ればいいというものではありません。
大きければ大きいほど喜ばれるというものでは当然ありませんし、声を精一杯張り上げていると、とても緊張しているように見えてしまうので、転職の場合にはあまりいい印象にはならないと考えられます。
あくまでも伝わりやすく、その場に適切なボリュームで発声することを心がけましょう。
お辞儀の角度
お辞儀の角度は、一般的には挨拶の際には30度ほどが目安と言われています。
もちろん、正確に30度でなければいけないということではありません。
不安であれば、大体どれくらいの角度なのかを鏡の前などで確認しておいてもいいかもしれません。
また、お辞儀の注意点としては、挨拶をするのと同時にお辞儀をしてしまいがちであるという点があります。
挨拶の発声と同時にお辞儀をしてしまうと、最終的には下を向いて声を出すことになるので、挨拶の声が聞き取りにくくなってしまいます。
挨拶を言い終えてから落ち着いて一礼しましょう。
面接官が後から入室してきたら速やかに立ち上がって挨拶を
面接というと、面接官が待っている面接室に応募者が順番に入室して面接を受ける形式をイメージしがちです。
しかし、特に転職の場合には、逆のパターンも多くあります。
つまり、まず面接室に通され、座って待っていると面接官が入室してきて面接が始まるというパターンです。
この形式に慣れていないからといって、面食らってぼおっと座っていてはいけません。
面接官が入室したときが挨拶のタイミング。
ここで立ち上がって丁寧に挨拶をしましょう。
面接中だけじゃない!挨拶をする場面
面接時の挨拶について確認してきましたが、挨拶というのは、何も面接の時だけにするものではありません。
つまり、面接を受けに会社を訪れる一連の過程の中に、挨拶の機会はたくさんあります。
それらを逃さずにきちんといい印象を残して帰るためにも、面接時以外の挨拶についても確認していきましょう。
受付でも気を抜かない
会社を訪れて最初に接することになるのは受付です。
相手が面接官ではないからといって侮ってはいけません。
受付の人も会社の一員。
第一印象はいいに越したことはありません。
面接の時とまったく同じ挨拶をしろとは言いませんが、明るく笑顔でという基本は忘れないように挨拶をし、きちんと用件を伝えましょう。
待合室に入ってきた人にも挨拶を
待合室などでも、会社の人が入ってきた時にはきちんと挨拶をしましょう。
どうしても面接官のことだけを考えてしまいがちですが、受付の場合と同じく、会社の人にいい印象を持ってもらうに越したことはありません。
無事に入社が決まった場合には一緒に働くことになるかもしれない人でもあるわけですから、第一印象がよくなるように振る舞って損なことはないでしょう。
会社を出るまで面接だと思おう
転職面接は、面接官と自分の一対一のコミュニケーションではありません。
あくまでも会社と自分との間で行うものだと考えましょう。
つまり、面接が終わって部屋を出たら面接終了と考えるよりも、面接が終わってから会社から出るまでが面接であると考えたほうがいいわけです。
面接前の受付や待合室などと同じく、やはり面接後にも、会社の人に悪い印象を持たれないよう、社会人らしく振る舞いましょう。
ただし、なにか特別なことをしなければいけないわけではありません。
面接が終わった解放感から、あまり気を抜きすぎないよう、会社を出るまでは気持ちを引き締めておくようにすれば大丈夫です。
自分の経験を信じて落ち着いた社会人の振る舞いを
以上、面接の挨拶についてまとめてきましたが、転職を志すような方々にとっては、どれも常識のようなものだったと思います。
普段意識はしていなくても、社会人経験の中で自然にこなしてきたはず。
もちろん、それを再確認し、理解を深めることは重要ですが、あまりとらわれすぎず、今までの自分の社会人経験を信じて堂々と面接に臨みましょう。
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