転職活動では証明写真も重要。理由と撮影時のチェックリストを解説!
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
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応募書類に貼る証明写真を適当に済ませていませんか?
証明写真にかける温度差は人によって大きいものです。
結論から申し上げると、証明写真は重要。
ぜひ力を入れて撮影してほしいものなので、これまで適当にしていた人は考えを改めてみてください。
ここでは、証明写真に力を入れるべき理由と撮影時の注意点を解説します。
証明写真に力を入れるべき理由
「証明写真ってそこまで大事?」と思う方もいるでしょう。
確かに人事担当者の中でも、証明写真が選考に与える影響については意見が分かれる部分でもあります。
証明写真を重要に捉える人事担当者は、何を理由に証明写真を重要要素と位置づけているのでしょうか?
ここでは、応募書類の中で証明写真に力を入れるべき理由を解説します。
限られた情報の中の大きな一部を占めるから
企業の人事担当者にとって応募者は見ず知らずの人間です。
応募書類の段階では、履歴書や職務経歴書の応募書類からしか応募者の情報を得ることができません。
つまり、証明写真は、応募書類という限られた情報の中で、応募者がどんな人なのかを判断するための大きな要素を占めることに。
証明写真を適当に済ますことは、応募書類の中の何分の一かを捨てるということ。
捨てた分だけ書類選考通過の確率が下がることがあるというわけですね。
痒い所に手が届く?ビジネススキルの判断材料に
「写真より中身で勝負したい」その気持ちはよく分かります。
しかしそれは言い方を変えると、「中身に時間をかけたいから写真には手を抜きたい。」とも言えないでしょうか?
本当に気合いの入った応募書類は、「見た目も中身も手を抜かない」もの。
中身の重要性をもって証明写真を適当にするということは、単なる言い訳なのかもしれません。
企業が求めているのは、細かいところにも手を抜かないよう気を配れる人。
特に中途採用者は、痒い所に手が届く気配り上手な人が好まれます。
証明写真という小さなものにも気を使える人こそ、基本的なビジネススキルを持ち合わせていると判断されるのです。
人は見た目の印象に左右される生き物
さまざまな企業の人事担当者の話を聞くと、本音を言ってくれる人は「正直、見た目採用はあります。」と言うことがあります。
特に営業や接客など対人業務が多い仕事に関しては見た目の印象はとても重要。
もちろん見た目以外の基本的な要素も整っていることが大前提ではありますが、見た目に全く気を使えない人は敬遠するという意見もありました。
そんなまさかと思うかもしれませんが、見た目の印象を武器にすることは、私たちの日常生活においても頻繁に使われていることです。
例えば企業が扱う商品やサービスのCM。
多くの企業で見た目が美しい女優さんや、見ていて癒されるような好感度の高いタレントさんを起用しています。
それが企業イメージに貢献し、売上に大きな影響を与えていることも事実。
応募者が企業イメージに貢献してくれるかどうか、応募書類の段階でそれを示す唯一のものは証明写真というわけです。
企業への意欲が感じられる
「とりあえず貼っただけ」の証明写真と「力を入れて撮影して貼った」と思われる証明写真。
企業の人事担当者が好印象を持つのは間違いなく後者です。
なぜなら証明写真にまで手を抜かないということは、それだけ応募先に入りたいという意欲が感じられるから。
意欲が高い人を雇いたいと思うのは当然のことでしょう。
忙しい中で何通もの応募書類をチェックする人事担当者ですから、「おっ。やる気がありそうだな。」と思う書類をしっかり読みたくなるものなのです。
写真撮影時に意識すべきチェック項目はこれ!
写真撮影前には服装、髪形、顔、背景、貼り方の5つの部分をチェックしましょう。
5つの基礎点をクリアしていれば証明写真としては合格と言えます。
服装はベーシックが基本
証明写真の服装はスーツが基本です。
業種によっては実際に働くときにスーツを着用しないこともありますが、特段の指示がない限りはスーツを着て撮影しましょう。
男性の場合は黒やネイビー。女性の場合は薄いグレーやベージュも似合えばOKです。
優しげで柔らかい印象を与えますので、顔立ちがはっきりしていて強い印象を持たれることが多い方は試してみる価値があるでしょう。
業種によって好まれるスーツの色が違いますので、どこを希望しているかで使い分けてみてもいいですね。
男女ともに髪形の清潔感は重要なポイント
髪形が見た目に与える影響は非常に大きいですよね。
普段髪をおろしている女性がたまにアップスタイルにしただけで「今日何か違うね。」と言われるぐらい変わるもの。
当然証明写真でも大事にしたいポイントですからぜひ気をつけるようにしましょう。
意識したいのはやはり清潔感。
どの業種でも清潔感がなければ始まらないぐらい重要なポイントです。
特に前髪は、目に少しかかっているだけでもどこか不衛生な印象を与えることもありますよ。
眉や目が見えるように横に流す、ピンで留めるなどして顔全体がしっかり見えるようにしましょう。
耳もできるだけ見えている方が爽やかで明るい感じに見えます。
女性は「きちんとメイク」で印象アップ
女性はメイクも見た目の印象に大きな影響を与えます。
新卒や第二新卒の若い世代であればすっぴん風のナチュラルメイクも悪くありませんが、転職組は別。メイクはしっかりするのがマナーです。
ただし、当然濃すぎるメイクはNGに。
特にアイメイクは控えめに、チークも「おてもやん」にならないよう自然な血色を心がけましょう。
背筋を伸ばして口角を上げること
写真を撮影する際には、背筋をぴんと伸ばすだけでも明るく聡明な雰囲気になります。
口角は自分のイメージより少しだけ強めに上げてみると、周りからみるといいあんばいに。
自分がにっこりしていると思っても、他人からは一文字にしか見えないことがあるのです。
写真館で撮影してもらうときは多少緊張して表情がこわばってしまうこともありますので、撮影前に「あいうえお」と言ってみたり、顔をほぐすマッサージをしてから撮影するのもおすすめです。
意外と重要な背景色にも気をつけて
写真館でもスピード写真でも、写真の背景色を選べることが多いですよね。
中にはピンクなどの珍しい色もありますが、転職用の証明写真としては水色や白、薄いグレーなどの定番色を選ぶのが無難。
特に金融や教育業界など保守的と言われる業界への応募は、冒険しないことが重要です。
ただし、ベンチャーやアパレルなど個性を出すことが好まれる業界の場合、背景色を工夫するのもアリです。
奇抜な印象にならないためのコツは白の分量。
ピンクやオレンジなどの明るい色でも、濃い色よりは白の分量が多めのパステル系に寄っていれば爽やかで明るい印象を与えることができます。
履歴書への貼り方にも注意
応募者が想像している以上に、人事担当者は応募書類の細かい点を気にしています。
例えば履歴書の折り目が曲がっている、紙に汚れがついているなど、内容以外の点で常識レベルをジャッジします。
証明写真の貼り方も同様。
履歴書に設けられている枠に対してやけに曲がっていたり、枠の大きさを無視したような適当なサイズだと「普段の仕事でも細かいところに気づかない人」と思われます。
また、スピード写真を利用する場合には自分でカットしなくてはならないことも。
ハサミで適当に切るのではなく、カッターと定規を使うなどしてまっすぐカットしてください。
人事担当者によっては「ずぼらさ」だけでアウトとする場合がありますよ。
証明写真は重要。理由と注意点を把握しよう
証明写真は応募者の情報を得るための重要な一部分です。
その重要性を理解すれば、とりあえず貼ってあればいいという考え方はできなくなるのでは?
撮影時には今回ご紹介した点を意識して好印象を与える証明写真を目指しましょう。
書類通過確率アップに期待できます。
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