ちゃんと読んでる?求人内容の見方とキーワードの探し方
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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転職活動で必ず目にする求人案件の内容を熟読することは必須。
決して軽視はできません。
ポイントを押さえて読み込むことができれば、その成果を確実に職務経歴書や面接で活かせます。
今回は、求人内容の見方について説明します。
求人内容の雇用の基本項目の見方
求人内容の雇用の基本項目の見方について説明します。
基本のことですが、疑問を持たなければ、分かっているものとして採用活動は進められます。
うっかり勘違いということのないように気を付けましょう。
勤務地
働く場所は生活スタイルにも直結する大きな要素。
勤務地は、原則は記載されている場所になります。
しかし、転勤があったり、書かれているのは企業の所在地で実際の勤務地が異なったりする場合があります。
他事務所、他店舗、または複数を行ったり来たりする可能性の有無なども見極めるようにしましょう。
休日・休暇
完全週休2日制と週休2日制では、定義が異なることを知っておきましょう。
完全週休2日制は毎週、2日間の休日が必ずあることです。
週休2日制の場合、毎週とは限らない場合に適用され、隔週だったり、月1回だったりします。
完全週休2日制と週休2日制のいずれも、記載がなければ土日とは限らない点も注意しましょう。
勤務時間
勤務時間も多くの種類があります。
企業の中でも部署や職種によって異なっていることがあるので注意しましょう。
残業や休日出勤の頻度や程度は、確認しておいたほうがいいでしょう。
固定時間制、フレックスタイム制、みなし労働時間制 、裁量労働制などに当てはまるなら、どのような制度なのかを把握し、働くイメージを掴むことが大切です。
給与
固定給制、日給月給制、基本給、年棒制、それぞれに実際に受け取る額がどれくらいになるのかを把握しましょう。
保険や税金を差し引かれた場合、手取りが大きく異なることがあります。
逆に、手当やインセンティブが加わっていない基本給などでは、手取りよりも低い金額で記載されるでしょう。
昇給や賞与の有無も知っておきましょう。
雇用形態と試用期間
正社員、契約社員、嘱託、パートなど雇用形態はしっかりチェックします。
試用期間がある場合は、その期間と、試用期間中の待遇も合わせて確認しましょう。
福利厚生の内容
福利厚生の充実度は、企業によってさまざまで、その種類も多種多様です。
保険の種類で基本的なものは、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険があります。
手当も、扶養、住宅、通勤、役職、資格、慶弔などが基本的なものです。
休暇が認められるものとして、育児、介護、リフレッシュなどがあります。
求人内容の仕事についての見方
求人の内容を営業、会計、総務などの職種だけで判断するのは早計です。
企業ごとの特徴や微妙な違いを読み取っていくことが大切です。
仕事内容を見極めるポイントについて紹介します。
先入観を持たずに職種確認
基本的な職種の内容や特徴を知っておくことは大切です。
企業によって、ポジション名がさまざまに異なっていることもよくあります。
同じ職種であっても企業によって業務の進め方もスタイルも異なっているものです。
ひとつひとつの求人内容で、そのことを見極める必要があることを知っておきましょう。
同じ職種でも、マネージメントが必要なのか、メンバーとして働くかという点でも仕事内容が変わるでしょう。
企業ごとに異なる業務内容
求人内容を見る際には、職種名と業務内容を、敢えて切り離して読み、業務内容の理解に努めてみてください。
例えば、複数の職種を担当することがあったり、一人でこなすのか複数の担当者で配分するのかでも状況は異なります。
企業の組織体制によって、部署内で完結する仕事なのか、頻繁に他部署とのやり取りが必要になるかも変わります。
細かなフローまではなかなか見えてこないかもしれませんが、できる限りの情報を入手することに努めましょう。
求められるスキルの確認
企業の現状によって、同じ職種、ポジションであっても求められるスキルが異なることが多いです。
必須条件となっていることと、あると望ましい条件になっていることを把握しましょう。
もし、必須条件にある項目を満たしていない場合、それに代替えできるようなスキルを考えます。
あと一歩足りないというようなときにも、諦めてしまうのは早計です。
条件の受け止め方
必須条件にある項目を完璧に満たしていない場合でも、近しいレベルにあったり、他の要素で魅力を感じてもらえることもあります。
年齢制限なども同じことが言えます。
応募の価値や内定をもらえる余地があることを念頭に置いて、接地点を探りましょう。
企業情報から見える求める人材像
コミュニケーション能力やリーダーシップ力などのヒューマンスキルは、資格などで提示することができません。
ストレートにリーダーシップ力のある人、ストレス耐性のある人などとは書かれていないことがほとんどです。
企業情報や職種を理解することも手掛かりになります。
そして、求人内容をしっかり把握することで、内定を後押ししてくれる材料を探しだせるでしょう。
求人内容の見方で注意したいその他のポイント
求人内容にある雇用や仕事内容について以外でも、確認しておきたいポイントがあります。
求人内容以外からの情報収集、そして肝心の応募方法や選考プロセスについても確認を怠らないようにしましょう。
求人内容では公表されていないこともチェック
求人内容は、転職サイトなどで見つけるかもしれませんが、他の媒体からも企業情報を確認しましょう。
手段としては、企業のホームページの確認は必須。
求人内容には書ききれない詳細を知ることができます。
他にも、就職四季報、口コミサイトなどを確認してみましょう。
転職エージェントのコンサルタントから聞き出すことも可能。
企業の事業状況だけでなく、採用の傾向などについても知ることができます。
応募方法や指定を確認
採用のための応募方法が企業によって異なることもあります。
何度も応募していると、この確認が抜けてしまいがちです。
提出物や提示すべき内容が欠けてしまうと、あったかもしれない内定のチャンスを逃すことになるでしょう。
いつ、何が、どんな形式で必要なのか、しっかりチェックして完璧に揃えて応募しましょう。
選考プロセス、期間、方法を確認
選考方法の確認も欠かせません。
応募からのスケジュール調整を行う必要があるからです。
選考のスケジュールを確認し、書類選考のスタイル、面接の場所、面接の内容まで確認できるといいでしょう。
面接の回数や内定者決定までの期間も重要ポイントです。
求人内容の見方次第で応募の質が変わる!
誰もが求人内容を見て応募をします。
どれくらい深く考えて読むかによって、職務経歴書や面接の質が変化することは明らかです。
ぜひ、パッと見ただけで判断せず、じっくり読み込んで、企業の状況や採用担当者の意向を掴むようにしてください。
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