「大企業とは何が違う?ベンチャー企業への転職を成功させる3つのポイント」
- カテゴリ名:今日からの転職活動
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転職という選択肢も一般化し、自身のキャリアステップの可能性もさまざまに広がってきました。
ところが、選択肢が増えた分、転職による成功や失敗の事例もいろいろな形が出てきています。
今回は、日本でも増えてきた大企業からベンチャー企業への転職において成功するためのポイントを紹介します。
大企業とベンチャー企業の定義の違い
大企業とベンチャー企業の違いとは何でしょうか?一般的には規模(売上規模、従業員規模等)で考えられますが、「企業で働く」という視点では、仕事の進め方や職場環境、働いている人材の属性など、「仕事環境」の違いがとても大きなポイントとなってきます。
ここでは「仕事環境」の違いについて説明します。
大企業の仕事環境
大企業の最も大きな特徴は、社歴が長いため、仕事環境においてその会社独自の形式が出来上がっていることにあります。
例えば、仕事上の業務ツール、情報回覧や共有のルール、企画提案の出し方や決裁のもらい方まで、ある程度「仕事環境」は整っていますよね。
そのため、細かい部分を気にせずに、自分に与えられた役割=仕事に集中することができるのです。
ベンチャー企業の仕事環境
一方、規模の大小はさまざまですが、社歴がまだまだ浅いベンチャー企業では、「仕事環境」が大企業とは異なります。
ビジネス環境や人員の変化が頻繁に起こるため、成功や失敗を繰り返しながら、絶えず進め方やルールをブラッシュアップしています。
つまり、業務ツールにしても、仕事の進め方にしても、あらゆる「仕事環境」が絶えず変化していくわけです。
自分の仕事だけではなく、会社や他部署、他の従業員を視野に入れて仕事をしないとついていけなくなってしまう仕事環境ともいえます。
この、変化し続ける仕事環境に、自身の仕事観を切り替えることができるかどうかが、ベンチャー成功への重要なポイントだと言えるでしょう。
ベンチャー企業への転職を成功させる3つのポイント
大前提として、転職で採用されるということは、大企業時代の実績を評価されています。
つまり、転職者のほぼすべてが、一定の成果をあげる能力は十分に持っているということです。
ある程度整った「仕事環境」で成果を出してきた人が、絶えず変化していく「仕事環境」の中でも、持っている能力を発揮することが成功への最初のステップ。
ここからは3つのポイントを紹介します。
転職をスタートと切り替える
前述したように、ベンチャーへの転職者は、すでに前職の大企業で一定の成果を出されている方です。転職で年収がUPする場合もあるでしょう。
そのため、いったん満足してしまうケースが多く見られます。
ところが、採用するベンチャー企業側では、採用後の活躍や成果を期待しています。
期待するからこその年収額とも言えますし、ひとつの先行投資と考えてもいいでしょう。
転職を成功させる一番最初のポイントは、転職での年収アップをゴールと考えるのではなく、ベンチャー企業という新しい仕事環境での一からのスタートだと切り替えられるかどうか、になります。
「無い」ことを楽しむ
さて、スタートだ!と切り替えて仕事を始めると、次に出てくるのが「無い」という仕事環境です。
大企業ではあった色々な仕組みやルールが「無い」ことだけではありません。
「無い」ことが当たり前だと思っている経営者や従業員がほとんどだということが重要。
もし大企業で「あった」ものが「無い」ことを、おかしい!と感じてしまうと、ベンチャー企業で働く環境や従業員とのギャップを自ら生み出すことに繋がってしまうのです。
仕組みやルールが「無い」ということは、自分の裁量が大きいということに繋がり、大企業ではできなかった考え方や行動がとれる、ということ。最初は大変ですが、「無い」ことをポジティブに受け止められると、今まで以上の成果を出せる可能性が見えてきますよ。
この切り替えが2つ目のポイントです。
過去視点より未来視点で考える
「無い」ことに馴染んでくると、今まで以上に自分の考えで仕事ができるようになります。
ここで出てくるのが、考えるうえでの視点の置き方、という環境の違い。
大企業では成功・失敗事例も多くあるため、何かを企画し実行判断する際、過去に成果が出た内容を基準に考える傾向が強くあります。
しかし、ベンチャー企業は、常に過去より○○%成長を求められている環境です。
必然的に経営者や上層を担う従業員は過去を超える成果に視点を置いて考え、判断しています。
自身の成果が過去実績より成長していくことは、ベンチャー企業では会社の成長に直結していきます。
過去より未来の成長に視点を置いて自身の仕事を行うことで、経営層や上層部の求める成果の視点と合致してくるでしょう。
この視点の切り替えが3つ目のポイントです。
ベンチャー企業で手に入る成功とは?
3つのポイントだけでも、大企業で馴染んでいた方には大きな環境変化で、大変な努力が必要です。
そう考えると、目先の年収UPなどで転職するだけの価値があるのかどうか考えてしまうかもしれません。
しかし、転職者の中には、大企業では得られない成功を手にしている方もいます。
彼らは何を手に入れているのでしょうか?
頑張りによって手に入る多くの成功
大企業でもベンチャー企業でも、年収UPや仕事のポジション、やりがいなど、成功を手に入れられる可能性があります。
しかし、ベンチャー企業では圧倒的に異なるポイントがあります。
それは成功を手に入れるまでのスピード。
例えば大企業ではうまく出世した場合、50代で部長職に就任できると成功といえますが、ベンチャー企業では30代で部長職というのも少なくありません。
早い年代での成功は、さらに大きなチャレンジと成功を手に入れる可能性を意味しているのです。
この仕事の成功を掴む速さと、未来の多くの成功する可能性こそが、ベンチャー企業でしか手に入らない大きな成功なのです。
簡単には戻れない大企業での安定した働き方
しかし、一方でベンチャー企業では、会社の成長が無ければ、自身の成功には繋がりません。
そのため、一度ベンチャーへ転職すると、転職回数が増えていくケースも非常に多いのです。
大企業では会社の業績がある程度下がっても、自身の仕事で結果を出せば、スピードは遅いですが安定的に評価を積み上げていくことができるでしょう。
これも十分に成功と言えます。
自分がどういう成功を手に入れたいかを慎重に考えて、検討する必要があります。
「成功」は転職自体ではなくその先に待っている
さて、ここまで大企業からベンチャー企業の転職について、その仕事環境の違いと成功のポイント、そして成功することで得られる未来について書いてきました。
結論として大切なのは、自身が望む成功とベンチャー企業で手に入る成功のイメージをしっかり共有し、実現可能な企業を選択していくことです。
そして、転職を決心したら、そこをスタートと考え、仕事環境の違いへの切り替えを意識的に実践することで、大企業在籍時以上の成果をアウトプットしていくことが成功への道筋。
転職し未来の成功を手にいれるために一番重要なポイント、それは、今、ベンチャー企業への成功を信じて一歩踏み出す勇気です。
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