聞けないは損!転職も仕事もスムーズにする傾聴スキルの重要性
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コミュニケーションでは、伝えること以上に聞くことが大切といわれています。
相手に意識を集中して聞くことを「傾聴」といいます。傾聴は仕事の場面でもとても重要な能力で、磨いていけるスキルです。
傾聴を学んでいくと、いかに自分が聞けていないかということに気付くことができるでしょう。
傾聴のチェックポイントを確認してみてください。
仕事での傾聴は難しい?
仕事で結果を出せている人の多くは、傾聴する能力が高く、集中して聞いたことを材料にして、自分の伝えることを変化させていきます。
言葉にすると簡単なようですが、この基本的なこととも言える聞き方ができていない人も多いようです。
仕事がうまくいかないと悩んだり、ストレスを感じたりするとき、もしかすると傾聴力の見直しが打開策になることも意外に多いかもしれません。
傾聴できていないときの特徴
仕事で傾聴しなければならないシーンは常に存在しています。
聞いているつもりになっている人もいるかもしれません。
自分がいつもきちんと聞けているかの判断材料として、傾聴できないときの状況を見ていきましょう。
相手との話に集中せず、他のことを考えている
相手が話しているときに、自分が次に話すことを考えている
相手の話を聞いてすぐにアドバイスをする
相手の話を遮って話し出す
疲れていたり、ストレスが溜まっている
相手に対して「嫌われたくない」という思いが強い
相手の話を否定する
聞いた話を感情的に受け止めやすい
自分の意見をすぐに持ち出す
いつも何か言わなければと思っている
相手がつまらなそうで話が続かない
想像以上のパワーを要する
普段、何気なくコミュニケーションとして行っている「聞くこと」「話すこと」。
単に相手の言葉を受け取るだけが傾聴ではありません。
傾聴では、相手の声のトーンや速さ、しぐさや表情、ちょっとした変化など五感の全てを使って相手の情報を集めていくのです。
そのための集中力をキープし続けるためには、相当の体力と精神力のパワーが必要になるのです。
上記の傾聴できていないときの特徴の中で、あなたにも思いあたることがありませんか?
傾聴が苦手な人が意識するべきこと
傾聴は、生活環境や習慣によって意識することなく自然に身に付けている人もいます。
聞くことが身に付いていない人にとっては、傾聴を身に付けることは、時間を要するとも言われています。
聞くことが苦手、上手に傾聴できている自信がないという人が、傾聴スキルを磨いていくために意識したいポイントを紹介します。
そんなことまで考えてコミュニケーションしてなかった!という項目もあるでしょう。
そこが、あなたの傾聴スキルの磨きどころかもしれません。
傾聴に役立つ姿勢と反応
話しやすい雰囲気を提供するようにしましょう。猫背になったり、眉間にしわを寄せたり、無表情というビジュアルの前にして、気持ちよく話すことはできませんよね。
柔らかい、口角を上げた表情をいつでも出せるようにトレーニングしてみましょう。
その時々の自分の感情や状況を、その場の会話で表情に反映させない意識が大切です。
それとは逆に相手の話に対する反応を積極的に行います。
例えば、頷いたり、相槌の言葉を出すことで、相手に安心感を与え、スムーズに話を続けてもらうことができます。
相手の言葉がどんなものでも、まずは、受け止めることを心掛けます。
聞こえてきたことに感情を湧かせないというのは難しいものですが、客観的にフラットに受け止め判断をしないことが大切です。
否定や反論、アドバイスなどの聞く側の言葉は慎むほうがいいのです。
相手に全面集中する
相手に集中する第一のメリットは、相手の立場に立って考える自分を作り出せるという点です。
相手の立場になって、気持ちを理解しようと意識しなければ、情報として必要なことも、その情報を得るために何を聞けばいいかということも浮かんでこないでしょう。
とにかく自分のことを含めて、相手や話の内容以外のことに意識を向けないということが大切です。
やろうとすると難しく感じられるかもしれませんが練習を重ねることで身に付いていくものです。
相手のためになる質問を心掛ける
自分の意見を考えることよりも、相手の言葉を深く掘り下げて考えるようにしましょう。
話された内容について「なぜ、そう思ったのか」「なぜ、そうしたのか」など色々な疑問が浮かんでくるはずです。
話がぼんやりとしか理解できないなら、話を細かく砕いて、具体的な質問を。
いま自分の頭の中にあることを整理して要点を確認する質問も役に立ちます。
「何を話したいかな?」という想像力を働かせて、見えてきた答えを引き出す質問に変えると、相手が喜んで話を続けてくれる確率が高まります。
沈黙を活用する
特にあまり慣れていない人との会話で、沈黙になることが怖い、できれば避けたいと思う人もいます。
その思いから、自分の言葉を必死に探してしまうこともあるでしょう。
しかし、会話での沈黙は、会話が盛り上がっていないことを示すだけのものではありません。
会話を深くする格好のツールになることがあります。
相手に考える時間を与えることができるのです。
自分の質問に答えてもらった後に、意識的に沈黙を作ってみると、さらに詳しい情報や隠れていた気持ちが話されるというのはよくあることですよ。
仕事を助ける傾聴スキルのメリット
傾聴スキルは、良い仕事、中身の濃い仕事の強力なサポートになります。
自分にとっても相手にとっても、たくさんのメリットをもたらしてくれる傾聴がどんなことに役立つのか、その例を挙げてみます。
傾聴される相手のメリット
人は話を聞いてもらえると安心できるものです。
良いことも、問題ごとも、聞いてもらうことで自分の考えていることが整理できるというのは、誰でも一度は、経験しているでしょう。
聞いてもらうだけでも、新しい気付きが得られることもあります。
これが傾聴で「聞き手の意見は必要ない」とされる理由のひとつです。
新しい気付きを得るというのは、相手にとって、突破口になったり、喜びに繋がったりします。
さらに、自分についての質問が投げかけられることで思考が深まり、新しい自分を発見することまで行き着くこともあります。
そんなときに悪い気持ちになる人は少ないはずですよね。
積極姿勢で聴く自分のメリット
しっかり話の聞ける人は、相手から好かれ信頼されます。
仕事は人の好き嫌いでは進めていけませんが、相手から好かれれば、仕事がスムーズになる要素が増えます。
信頼関係を深めることは社内でも社外でも、ビジネスパーソンとして必須のことです。
例えば、上司や先輩に叱られたときにも、感情で受け止めてただ落ち込むのではなく、その上司の言葉の意図や目的を考えられると、無暗にストレスを感じる頻度も少なくなるはずです。
一瞬の言葉にも聞く力は活かせるのです。
人の話を聞くことは、自分の視野や知識を増やし、自然に人間としての幅を広げることにも繋がるのです。
また、傾聴には集中力がいりますが、その傾聴習慣は自分自身の集中力を高めることにもなります。
相手のことに全力投球する傾聴ですが、そのことが自分自身にも副産物をもたらすのです。
そして何より、相手のことをより正確に深く知ることができます。
これは、仕事の成果を上げることにも、相手との信頼関係を維持していくことにも欠かせないポイントです。
傾聴=本物の聞く力を仕事に活かそう
傾聴することの重要性を感じていただけたでしょうか。
今はまだうまくできないと感じている人も、仕事や日常生活の中で意識することを忘れず、実践して実際にその効果を実感することを積み重ねていきましょう。
仕事がスムーズに回り出す、仕事が楽しくなるという機会がきっと増えていくはずです!
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