マナーレベルをチェック!ビジネス実務マナー検定とは?
- カテゴリ名:ビジネスマナー
- 投稿日:
社会人として欠かせないビジネスマナー。
日頃の何気ない行動は正しいのか、ふと分からなくなることはありませんか?
そういうときにも役立つのが「ビジネス実務マナー検定」です。
社会人経験が浅い方、これから社会人になるという方も必見の資格です。
ビジネス実務マナー検定とは
社会人としての基本的なルールや、仕事をする上で欠かせないマナーのことを、ビジネスマナーと言います。
ビジネスマナーの内容は、業務に関することや人間関係にまつわることなど、多岐にわたります。
そのビジネスマナーを試すために役立つのが「ビジネス実務マナー検定」。
ビジネス社会の基本に関して、知識や行動などあらゆる面から、定められた基準に従い判断されます。
正式名称は「ビジネス実務マナー技能検定試験」
ビジネス実務マナー検定は、財団法人実務技能検定協会が主催する民間の検定資格で、正式には「ビジネス実務マナー技能検定試験」という名称です。
例年、6月と11月の年に2回開催されていて、3級から1級までの3階級で実施されています。
平成28年には、年間通しておよそ8000名以上の方が受験している資格です。
ビジネス実務マナー検定では、階級を問わず、理論(必要とされる資格、企業実務)と実技(対人関係、技能)の2つの区分で構成され、それぞれ区分の得点が60%以上で合格となります。
3級
3級は、一般的な知識と、比較的簡単な業務を遂行するのに必要な技能を持っているかどうかが試されます。
選択形式(マークシート)と記述形式による出題です。
受験者が一番多いのが3級で、検定料も2,500円と手頃です。平成28年の合格率は平均して60%でした。
2級
2級は少しレベルアップし、実務が遂行できるだけの理解と一般的な業務遂行に関する技能を持っているかどうかが試されます。
問題は、選択形式(マークシート)と記述形式による出題です。
2級になると検定料は少しアップし、3,800円となります。
平成28年の合格率は、平均して58%で、3級とあまり変わりはないようです。
1級
1級ではより深い理解が必要となり、業務全般に対して高い知識と技能レベルが必要です。
回答は全て記述式になるため、確かな知識の定着が試されます。
また、1級に限り、2次試験として面接が科せられます。
検定料は5,600円です。平成28年の1級合格率は平均でも32%。
3級や2級に比べ、1級は難易度の高さがうかがえますね。
履歴書には書ける?
ビジネス実務マナー検定は、2級以上であれば履歴書の資格欄に記載しても良いと言われています。
履歴書に記載する場合は、正式名称および日付を入れて記載するのが一般的です。
「平成28年6月26日 文部科学省後援 ビジネス実務マナー技能検定試験2級 合格」あるいは、「平成28年6月26日 文部科学省後援 ビジネス実務マナー技能検定試験2級 取得」というように記載します。
ビジネス実務マナー検定のような民間資格の場合は、主催団体を記載したほうがよいと言われることがあります。
追記する場合にも正式名称で、「主催:財団法人実務技能検定協会」と書きましょう。
申し込みはインターネット・書店で
ビジネス実務マナー検定は例年、6月と11月に実施されます。
受付はおよそ1ヶ月前には終了してしまいます。
6月の受験であれば4~5月、11月受験であれば9月から10月の早い時期に済ませるようにしましょう。
詳しい日付を実務技能検定協会のHPで確認し、期限内に申し込みましょう。
なお、1級と2級、2級と3級の併願受験も可能です。
申込は、インターネットあるいは全国の書店で可能です。
対応している書店は、協会HPに記載があります。
申し込みの際に、受験会場の選択が必要です。
1級を受験する場合は、2次試験である面接の日程の確認も忘れずに。
2次試験は会場によって試験日が前後しますので注意してください。
どんな問題が出題されるの?
ビジネス実務マナー検定では、理論と実技の2つの領域に区分されていますが、さらに細かく見ると、1必要とされる資質、2企業実務、3対人関係、4技能の4つのカテゴリーがあります。
それぞれのカテゴリーでどういった問題が出題されるのか実際に見てみましょう。
必要とされる資質
まず、ビジネスマンとして必要とされる資質に関する問題です。
たとえば、
・仕事の指示を受けた場合の優先度
・職場における協調性
などといったエピソードを読み、正誤を解答する問題が3~2級では出題されています。
さらに1級になると、希望以外の部署に配属された新入社員への対応に関して、箇条書きで解答させる出題もありました。
企業実務
実務に則したエピソードに基づき、対応方法を選択する問題が出ます。
たとえば、
・注文した商品とは別のものが納品された場合の対応
・異動の「内示」をうけた際の社内での正しい行動
などといった問題が、3~2級では出題されています。
1級では、企業の社会的責任に対する理解を問う出題で、赤字企業のエピソードが題材となった例があります。
対人関係
対人関係では、同僚や取引先とのコミュニケーションを円滑に進めるためにも役立つマナーが問題として出題されます。
たとえば、
・断る際に便利な「枕詞」に関する問題
・取引先訪問時の正しい行動
などが3~2級では出題例があります。
1級では、上司の立場として、ビジネスマナーを教育する際の心構えについての出題が過去にはあったようです。
技能
最後に技能の問題では、より細かい業務に則した形で実技レベルの出題がなされています。
たとえば、
・電話で伝言を受ける際の注意事項に関する正誤問題
・株主総会の定足数に関する問題
が過去に出題されています。
その他、1級では、転任の挨拶状について実際に書かせる問題が出ています。
自分のビジネスマナーレベルを知るいい機会に
ビジネスマナーは、社会人として仕事に携わる上で欠かせないものです。
これから社会人になる方はもちろん、経験が浅い方や役職が上がった際など、キャリアアップの場面で見直すことも大切です。
自分のビジネスマナーを知るいい機会として、ビジネス実務マナー検定を受けてみてはいかがでしょうか。
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