「自己紹介」はどこまで話す?転職活動における面接での自己紹介のコツ

「自己紹介」はどこまで話す?転職活動における面接での自己紹介のコツ

転職活動での自己紹介は、新卒の就職活動の際と「同じ」というわけにはいきません。
面接の冒頭で、面接官に興味を持ってもらうためにも知っておきたい、自己紹介のコツについて解説します。

転職活動ではこう話す!自己紹介のポイント

面接の冒頭で求められる自己紹介。
新卒ではまず、大学名・学部名・氏名を伝えましたが、転職活動の場合は、早速自分を売り込むチャンスです。
まずは、転職活動における自己紹介のポイントからおさえておきましょう。

転職活動では経験を交えて構成を

中途採用の面接で「簡単に自己紹介をお願いします」と言われたら、まずは、氏名を名乗ります。
そのあとは、これまでの職務経験や実績を交えて話せるアピールチャンス!あなた自身がどういったスキルを持っていて、どう活躍できる人物なのかを具体的に話しましょう。

自己紹介は面接の「足がかり」に

自己紹介では、これから始まる面接で、あなたが特にアピールしたいことや伝えたいこと、面接官に興味を持ってほしいことについて、簡潔にまとめて話しましょう。
面接の冒頭で聞かれる自己紹介は、これからの「足がかり」になります。
面接官は、自己紹介の内容を元に面接を進めていきますので、突っ込んで聞いてほしいことほど、自己紹介に盛り込んでおくといいですよ。

うまい自己紹介のコツは?転職活動で意識したい3つの柱

アピールチャンスのひとつとして活用するためには、限られた時間で、より的確に伝えることが大切です。
転職活動の自己紹介では、1職務経歴、2自己PR、3志望動機の3本柱で考えておくと、流れが分かりやすく、しっかりと伝わる文章を構成することができます。
もう少し詳しく見ていきましょう。

職務経歴

自己紹介では、「○○○○(氏名)と申します」と自分の名前を名乗ります。
それから、1つ目の柱、職務経歴「どんな仕事をしてきたのか」について簡単に話しましょう。
これまでの経歴を語る際には、応募している企業・職種に最も活かせるエピソードをピックアップするのがポイント。
実績など数字を交えて話せると、一層効果的ですね。
「営業を5年やってきた」「信頼関係を第一に考えてきた」などというように、簡単でいいので、面接官に印象づけるのがここでの目標です。
これまでに複数回転職経験があるという場合は、業界・職種ごとに経歴をまとめて話すのでも構いません。
特にアピールしたい業績や仕事についてピックアップして述べるのもよいでしょう。
細かい内容はこれから質問を受けることもありますので、「さわり」程度に構成してみてください。

自己PR

職務経歴を述べたら、2つ目の柱である自己PR。
ここでは主に「どんなスキルがあるのか」について、これまでの職務経歴で習得したスキルや強みについて話します。
未経験の業種に応募している場合でも、持っているスキルや強みが全く使えないというわけではありません。
たとえば、営業で「信頼関係を大切にして働いてきた」という場合、そこで培ったコミュニケーション能力や対応能力は、社内事務でも十分に生かせることがあります。
自己紹介の内容には、一貫性が大切です。
先に話した職務経歴をベースとしてアピールポイントを構成しましょう。

志望動機

3つ目の柱は志望動機です。
「この先どうはたらいていきたいのか」について話し、自己紹介を締めくくります。
たとえば、「業務を円滑に進めるためにはどういった対応が必要か常に考え、上司にも迅速さと正確さにおいて評価をもらっていた」という自己PRに対し、「御社でも周囲との信頼関係を大切に、営業事務として、営業の方が働きやすい環境づくりに活かしていきたいと考えています」とすると、説得力のある自己紹介となります。
話の流れを意識して文章を考えてみるといいですよ。

どこまで話す?転職活動中の自己紹介

「自己紹介と言われたのに、自己PRや志望動機を話してもいいの?」という疑問もありますよね。「自己紹介」を求められた際には、あなたという人物について「簡潔に」話すのが大前提。
実際にどこまで話すべきなのか、自己紹介のボリュームについておさえておきましょう。

時間は3分一本勝負

自己紹介文を考える場合は、3分が目安。
それ以上ダラダラと話していては、面接官は聞き飽きてしまいます。
ボリュームが多すぎでも要点が分かりづらいので、3分が原則です。
3分というと、文字にして大体600~750字が目安になります。
落ち着いてゆっくり話すことを考えると700字以内でまとめておくといいかもしれませんね。
面接によっては「1分で自己紹介を」というように、時間を指定されることもあります。
あらかじめ、250~300字程度の短いバージョンも作っておくといいですよ。

まずは箇条書きで整理

文章を構成するためには、まず箇条書きにしてみましょう。
ポイントを絞ることができるので、簡潔な文章を考えやすくなります。
自分のアピールしたいポイントを的確に盛り込むことができるのも、箇条書きのメリットです。
また、自己紹介には使わなかった項目も、個別の質問で活用できます。
自己分析のひとつとして、箇条書きでの洗い出しをぜひやってみてくださいね。

盛り込み過ぎるのはNG

自己紹介では、1職務経歴、2自己PR、3志望動機の3本柱が大切と先述しましたが、これ以外の要素を付け足してしまっては、「やりすぎ」な印象を与えてしまう事も。
言いたいことやアピールしたいことはたくさんあるのは分かりますが、あくまでも「自己紹介」です。簡潔に話すことを第一の目標として文章構成を考えてみてください。

面接官に伝わらなければ意味がない!

面接で聞かれたことはすべて採用につながるアピールの場。
これまでの経歴やスキルなど、強みを活かして、自分を売り込んでくださいね。
とはいえ、面接官に伝わらなければ立派な経歴やスキルも意味をなさないことに。
あれもこれも……と欲張りすぎず、すっきりとした自己紹介を目指しましょう。

  • 0Tweet!
  • 0Share!
  • 0Bookmark!
  • 0Share!
スポンサードリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーを
フォローしよう!

関連記事

おすすめ記事

職務経歴書が新卒でも必要な場合とは?

大学や専門学校を卒業する新規卒業者(以下、新卒)には、まだ職業経験はありません。それなのに、もし、求人の応募書 […]

続きを読む

合否を分ける!職務経歴書の書き方の最終チェック

書く内容も大切ですが、書かれた内容の見た目にも最後の最後まで気を抜かないことが大切です。 考えに考え、編集に編 […]

続きを読む

面接でのマナー、ココが見られてます

転職を考えた際、まず不安に思うことは面接ですよね。 新卒としての扱いとは違い、あらゆる角度から見られることにな […]

続きを読む

書類選考とは?転職で成功するために知っておきたい応募書類のポイント

採用試験で必ずと言っていいほど行われている「書類選考」。 文字通り、応募者が提出した「書類」をもとに選考が行わ […]

続きを読む

転職面接後のお礼状の疑問に答えます

面接後のお礼状。困った経験がある方も多いことでしょう。送るタイミングや内容、そもそも送った方が良いのか、そのよ […]

続きを読む

記事ランキング

1

退職金はいつ振り込まれるの?知っておきたい退職金の基本と振込時期

退職金が振り込まれず不安になっていませんか? 長年勤めた会社を辞めた後であれば、なおさら入金が待ち遠しいことで […]

続きを読む

2

書類選考通過メールはどう返すべき?パターン別、返信例文を紹介!

書類選考を受けた場合、選考通過に関してメールで連絡がくることがあります。 そのメール、どう返信すればよいのでし […]

続きを読む

3

書類選考結果、不合格の場合は何日で来る?知っておきたい不採用事例

書類選考の結果連絡、待ち遠しいですよね。 「ダメなら次の企業へ進みたい!」という場合は、どれくらい待てばよいの […]

続きを読む

4

「体調不良」はどう伝える?退職理由の正しい伝え方、ポイントを解説

激務などが理由で体を壊し、いよいよ会社を辞めたいという時、会社側にはどのように伝えればよいのでしょうか。 体調 […]

続きを読む

5

明日から仕事のモチベーションが絶対にあがるおすすめ映画15選

毎日、同じことの繰り返しで、仕事へのモチベーションが下がってしまうときってありませんか? そんなときに見てほし […]

続きを読む

6

職務経歴書の特記事項の意味とは?特記事項なしでも大丈夫?

転職活動の際の初めての職務経歴書で、何を書いていいのか分からないという人も多いでしょう。 特にテンプレートに「 […]

続きを読む

7

職務経歴書の職務要約の書き方とは?職務要約の意味と書くべき内容!

職務経歴書における職務要約とは?その重要性とは?どんな点に注意して書けば良い?この記事では、これから職務履歴書 […]

続きを読む

8

退職金は転職先で年末調整できない?退職金は確定申告の可能性を考えるべき

退職金をもらったら転職先で年末調整してもらうのか、自分で確定申告をするのか分からないという人もいるでしょう。 […]

続きを読む

9

「簿記」の資格はどう書くべき?履歴書の資格欄の書き方を解説します

選考において、持っている資格はぜひアピールしたいところ。 そこでおさえておきたいのが、履歴書の資格欄の記入方法 […]

続きを読む

10

退職の挨拶と一緒にプレゼントを渡すなら?おすすめの種類や金額、心との関係

会社を辞めるとき、職場の人への退職の挨拶とあわせてプレゼントを渡したいと考えることがあります。何を贈ればいいの […]

続きを読む

SNSをフォローして最新情報をゲット

スポンサードリンク

人気記事TOP10

1

退職金はいつ振り込まれるの?知っておきたい退職金の基本と振込時期

退職金が振り込まれず不安になっていませんか? 長年勤めた会社を辞めた後であれば、なおさら入金が待ち遠しいことで […]

2

書類選考通過メールはどう返すべき?パターン別、返信例文を紹介!

書類選考を受けた場合、選考通過に関してメールで連絡がくることがあります。 そのメール、どう返信すればよいのでし […]

3

書類選考結果、不合格の場合は何日で来る?知っておきたい不採用事例

書類選考の結果連絡、待ち遠しいですよね。 「ダメなら次の企業へ進みたい!」という場合は、どれくらい待てばよいの […]

4

「体調不良」はどう伝える?退職理由の正しい伝え方、ポイントを解説

激務などが理由で体を壊し、いよいよ会社を辞めたいという時、会社側にはどのように伝えればよいのでしょうか。 体調 […]

5

明日から仕事のモチベーションが絶対にあがるおすすめ映画15選

毎日、同じことの繰り返しで、仕事へのモチベーションが下がってしまうときってありませんか? そんなときに見てほし […]

6

職務経歴書の特記事項の意味とは?特記事項なしでも大丈夫?

転職活動の際の初めての職務経歴書で、何を書いていいのか分からないという人も多いでしょう。 特にテンプレートに「 […]

7

職務経歴書の職務要約の書き方とは?職務要約の意味と書くべき内容!

職務経歴書における職務要約とは?その重要性とは?どんな点に注意して書けば良い?この記事では、これから職務履歴書 […]

8

退職金は転職先で年末調整できない?退職金は確定申告の可能性を考えるべき

退職金をもらったら転職先で年末調整してもらうのか、自分で確定申告をするのか分からないという人もいるでしょう。 […]

9

「簿記」の資格はどう書くべき?履歴書の資格欄の書き方を解説します

選考において、持っている資格はぜひアピールしたいところ。 そこでおさえておきたいのが、履歴書の資格欄の記入方法 […]

10

退職の挨拶と一緒にプレゼントを渡すなら?おすすめの種類や金額、心との関係

会社を辞めるとき、職場の人への退職の挨拶とあわせてプレゼントを渡したいと考えることがあります。何を贈ればいいの […]

もっと読む

ピックアップ特集

おすすめの転職サイト