派遣で単発の仕事をしたい!仕事の種類や注意点など「単発派遣」の基礎知識
- カテゴリ名:今日からの転職活動
1日~数日単位でサクッと働ける「単発派遣」。
自分の生活スタイルや希望にあわせて働けるため、時間を有効活用したい人におすすめです。
ただし、単発派遣には条件もありますから、少しだけ注意しておきましょう。
ここでは、仕事の種類や注意点、向いている人のタイプなど、単発派遣の基礎知識を解説します。
「単発派遣」とは?
派遣とひとくちに言ってもその種類や期間はさまざま。
長期、短期、単発など希望にあった条件で選ぶことができます。
中でも「単発派遣」と呼ばれる派遣求人は、一体どんな働き方のことなのでしょうか。こ
こでは、「単発派遣」のメリットや注意点を解説します。
1ヶ月以内の短期で働ける
「単発派遣」に明確な定義はありませんが、一般的には1日~数週間程度の超短期の派遣を指すことが多いようです。
数回働いて終わりといったものから、週末だけ働くようなものも、単発と呼ばれることがあります。
単発以外にも、1~3ヶ月程度の短期派遣、3ヶ月超の長期派遣など、派遣には期間にもさまざまなタイプがあります。
自分がどれくらいの期間働けるのか、状況にあわせて選べるのが派遣の強みですね。
空いた時間を有効活用できる!
単発派遣の魅力の1つは、空いた時間を有効活用できること。
フルタイムで働くことや、長期的に働く予定が立てられない場合などでも、単発派遣なら先のことを考えずしっかりと稼ぐことができます。
夫が転勤族で住居が安定しない妻や、就職が決まったあとの学生など、女性や若者からも人気が高い働き方です。
注意!単発派遣には条件がある
ピンポイントで稼げてメリットがある単発派遣ですが、実は30日以内の短期派遣については、近年の派遣法改正により原則禁止となっています。
企業が安易に短期派遣を利用し、派遣社員の不安定な雇用を加速させないようにと、派遣社員を守る目的で作られた規定です。
では、30日以内の短期派遣に該当する単発派遣として働くことができないのでしょうか。
30日以内短期派遣の禁止規定には例外があり、下記のケースについては働くことが可能です。
・60歳以上の人
・雇用保険の適用を受けない学生
・年収500万円以上の本業があり、副業として派遣に従事する人
・世帯収入が500万円以上で主たる生計者ではない人
・特定の業種で働く人
・派遣会社と「31日以上の労働契約」を結び、派遣先で短期間働く人
※派遣先での勤務期間が30日以内であっても、派遣会社との契約が31日以上であれば単発派遣も可能です。
※参照:厚労省HP
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/01-1.html
「単発アルバイト」とは違います
30日派遣の短期派遣が原則禁止になってから、単発の「アルバイト」についても禁止されていると勘違いする人も増えてしまいました。
そもそもアルバイトと派遣は、雇用形態が全く異なる働き方です。
派遣は派遣会社を雇用主として派遣先で勤務するという、三者から成り立つ働き方。
勤務先から直接雇用されるアルバイトは、派遣法の縛りは受けません。
単発のアルバイトについては、短期派遣のような条件はないと覚えておきましょう。
「1日から」の単発派遣ってどんな仕事がある?
単発派遣の求人を見ると「1日から可能」といった文言を見かけることがありますが、たった1日だけ働くということにイメージが浮かばない人も多いのではないでしょうか。
ここでは「1日から」の単発派遣でどんな仕事があるのかを紹介します。
簡単な軽作業多数!
出来上がった商品の袋詰めや部品の検品など、工場での軽作業は単発派遣に多い仕事です。
工場と言っても重たい物を持つなどの肉体労働や、暑い寒いなどの過酷な環境下でおこなう仕事ばかりではありません。
空調がきいた工場で座りながらできる簡単な作業も多いのですよ。
黙々と作業に没頭できるタイプの方にはおすすめです。
製造工場などが多い地域では特に豊富なので、地方に住んでいる方にも向いています。
シーズンにあった販売の仕事
コスメやアパレル、食品などの販売の仕事はシーズンにあわせて単発の仕事が多数でてきます。
たとえば、浴衣や水着の特設販売コーナー、ビアガーデン、クリスマスやバレンタインなどのシーズンイベントなど。
期間限定で出店するお店で接客販売、商品梱包、品出しなどをおこないます。
若い女性から特に人気が高い単発の仕事で、楽しみながらできるのが魅力です。
イベント関連の受付業務
住宅の展示会、スポーツや娯楽のイベント、パーティーなどがおこなわれる際、受付の仕事が単発で募集されます。
会場の説明や簡単な案内、パンフレットの配布などの仕事をします。
どんなイベントなのかによって服装や求められる接遇レベルも異なりますが、ビジネスマナーと笑顔の接客は必須。
人と接することが得意な人に向いている仕事です。
短期集中のデータ入力
大学や予備校、企業などで、アンケート収集や入力作業をおこなう仕事もあります。
エクセルやワードなどの基本操作ができ、タイピング速度と正確性に自信がある人におすすめ。
綺麗なオフィス内で座りながらでき、接客ではないため、知り合いに会う可能性が低い点をメリットに挙げる人も多いです。
「単発派遣」はこんな人がおすすめ
単発派遣はピンポイントで働く形態のため、「長く同じ場所で働きたい」「安定した働き方をしたい」という人には向いていません。
ただ、人によっては単発派遣で働くメリットが大きい場合もありますから、適性を見極めて働くようにしましょう。
ここでは、単発派遣に向いている人のタイプを紹介します。
いろいろな仕事をやってみたい
今はまだやりたい仕事が見つからないという人は、単発派遣を通じていろいろな仕事にチャレンジしてみるといいでしょう。
もちろん、仕事は長く続けることで見えてくる部分もありますが、とっかかりとしては最適。
お金をもらいながら興味のある仕事が経験できるのは嬉しいですよね。
大手企業や人気のお店などで働けるのも派遣の魅力なので、職場内の雰囲気を知って正社員を目指すのもいいでしょう。
1つの仕事では飽きてしまうから自由に働きたいという方も、単発派遣なら枠にとらわれない働き方ができます。
働きたいけど先が読めない状況
外にでて働きたいけど、家族の状況に変化がありそうで先が読めないなど、家庭を支える女性ならではの悩みがあります。
この場合、正社員やアルバイトで応募するのは難しく、長期派遣も契約途中でやめる必要がでてくると大変です。
単発派遣なら、数日~数週間という短期で働けるため、少しだけ空いた時間でしっかり稼ぐことが可能です。
生活スタイルに柔軟にあわせていけるのが単発派遣の魅力ですね。
少しお金が必要になりそう
イベントが立て続けにある、資格の学校に通いたいなど、少しお金が必要になりそうというときにも単発派遣は助かります。
アルバイトの場合はシフトが決まっていて、急にシフトを増減させることが難しいというもの。
単発派遣なら、勤務可能日にあわせて仕事を紹介してもらえるため、勤務日数を一時的に増やすこともできます。
資格もスキルもないけど稼ぎたい
単発派遣には、特別な資格やスキルが不要という仕事が多数あります。
資格もスキルもないけどとにかく稼ぎたい、という人でも挑戦しやすいのがメリット。
働くことへの自信が持てない人にもおすすめです。
単発派遣での就労を経験することで、資格もスキルもなくても働ける可能性を知り、未経験での正社員にチャレンジした人もいますよ。
「単発派遣」でサクッと稼ごう!
単発派遣は生活スタイルや家族の状況、経済事情などにあわせて柔軟に働ける魅力があります。
仕事内容も多種多様で、高時給で楽しくできる仕事も多数あり、興味がある仕事に手軽にチャレンジできるのもメリット。
就労にあたって条件もありますから、事前に派遣会社に確認するなどして、賢く働くようにしましょう。
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