絞って考える発想法でマルチに活用!仕事で使うマンダラチャート
- カテゴリ名:一歩進んだ仕事術
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マンダラチャートを活用したことはありますか?
簡単で単純ながら、大きな効果と成果をもたらしてくれるツールとして話題になっています。
マインドマップは手間暇が掛かる…と感じている人にもおすすめです。
仕事でも時間を取らずに活用できるマンダラチャートの活用例ややり方について紹介します。
マンダラチャートを仕事で使ってみませんか?
発想を助けてくれるツールとしてマインドマップは有名ですが、マンダラチャートという思考ツールはご存知ですか?
自由に発想を広げていくのがマインドマップですが、枠を埋めながら発想を絞り出すのがマンダラチャート。
あらかじめ決まったマス数、四角い形状は、日本人の思考にフィットしやすいとも言われています。
マンダラチャートってどんなもの
40年近い歴史を持つ、日本生まれのマンダラチャート。
1つのテーマにつき、8つの関連事項を連想ゲームのように考える思考ツールです。
マインドマップは、発想を無限に広げますが、8つという区切りがあるのがマンダラチャートの手軽さのポイント。
じっくり考えたいというよりは、サクサクと仕事を行動に移したいときのサポートツールとして最適です。
現代では、専用の手帳やアプリも活用されています。
アプリ:マンダラチャート
アプリ:MandalArt
マンダラチャートの効果は?
マインドマップと同じく、さまざまな視点からのアイデアを生み出すことができます。
何気なく書き込んだものでも、81個のマスを客観的に眺めることで、アイデアが湧いてくることもあるようです。
マンダラチャートを仕事での活用例
ビジネスシーンでも、気軽に手軽に深い思考モードに入ることのできるツールです。
どんな場面にも使えるものですが、主な活用例を紹介しましょう。
アイデアを絞り出したいとき
ブレインストーミングのためのツールとしても有効。
関連事項や連想されることの絞り出しを促します。
さらに、出てきた項目を組み合わせた発想しアイデアに繋げていく助けにもなるでしょう。
ブレストに使えるということは、解決策や改善策を模索するときにも使えそうですね。
その前段階での、問題点や改善点のあぶり出しにも有効でしょう。
シミュレーションが必要なとき
企画や提案の有効な要素を考えたり、具体策や事例を考える際にも役立つでしょう。
営業でのクライアントとの商談や取引先との交渉などの仮説を立ててシミュレーションを行う際にも使えます。
転職時の職務経歴書で、企業や求人内容のキーワードに合わせた経験やスキルを思い出すときや、面接での質問に対する回答の準備にも活用できそうですね。
目標や計画にはピカイチ!
目標設定で活用することの効果には定評のあるマンダラチャート。
達成のために必要な要素を書き出し、放射線状の枠で、そのための具体的な行動に落とし込むことが可能です。
ひとつひとつをクリアした際に、潰していけるのもメリット。
四角い枠なので、その進捗具合も分かりやすく達成までのモチベーションを底上げしてくれるでしょう。
また、プロジェクトを計画する際にも役立てられているようです。
漏れなくダブりなく必要な要素を書き出していけること、その過程で新しい視点を得ることにも繋がります。
メモとしても使っても便利
整然とした枠なので、メモや記録として活用するのも意外に便利なようです。
項目に分け、並べて整理したまとめ方ができます。
さらに、メモや記録の放射線状に、行動や補足を加えることで仕事の精度を高めていけるでしょう。
メモや記録に関しては、9マスとする必要はないと考えられるかもしれません。
しかし、その先を熟考することを促してくれるので、連想的に広げるプロセスは取り入れて損はないでしょう。
思考の整理にも役立つので、少しカスタマイズしてでも、活用してみてください。
週間手帳としての活用
中央にその週の目標やタスクを書き込み、周囲のマスに月曜から日曜までの7日間を割り当てるという活用法もあります。
それぞれの曜日にはスケジュールを書いて、余った一つのマスは、その週の評価や感想など総評を書き込みます。
振り返るときにも読みやすくなるそうです。
マンダラチャートの作り方簡単ステップ
マンダラチャートのメリットは短時間の簡単なステップで発想が促せるということ。
もう無理!というときでも、空いた枠があることで埋めたい!のモチベーションが発想を促します。
本当に簡単なので、仕事中の活用もおすすめです。
9マスを用意
書き出すものは、用紙でもノートでもPCでもアプリでも表を作れるものであれば何でもOK!
ささっと取り掛かれるものという点を重視して、使いやすいものを選んでみてください。
用紙の中央に9マスを作成します。
大きな四角い外枠の中に、縦2本、横2本の線を等間隔で書き入れれば完了です。
中央にテーマ
9マスの中央のマスにテーマを書きます。
目標や課題、問題、思考を広げて深めたいテーマなら、どんなものでも構いません。
周囲のマス目を埋める
そのテーマを基に、関連したこと、連想されることを周りの8マスに書き込んでいきます。
目標や課題なら、必要なこと、不要なこと、方法など。
問題なら、解決策や改善点を書き込んでいきましょう。
このように、考え出したいことの軸を定めておくのも、ひとつのコツ。
ただ、あえてルールを定めず、思いついたことを書いていくというのも一手のようです。
周囲のマス目を中央テーマにして広げる
9個の四角をひとまとめにして中央テーマとし、その周りに3×3の8マスを放射線状に書き加えます。
広げた枠のそれぞれの中央テーマは、最初の枠の中の8マスの言葉を当てはめます。
これによって、さらに思考を深めていくことができるでしょう。
8個ずつ全部埋まるように、絞り出していくことがポイント。
すぐに思い付けなくても、他のマスを考えているうちに、フッと湧いてくることもあります。
周囲項目もピン!ときたら中央テーマに!
書き出していく連想項目は、9×9-1(最初のテーマ)で80個になります。
それだけ思考が巡ると、途中で「なんか気になる」「これだ!」という感覚のある言葉に出会うかもしれません。
もしくは、複数の言葉を並べたことで、新しい言葉が浮かんでくることもあるでしょう。
そんなときは、すかさず新しい枠を作成してその言葉を中央にした9マスを作成してください。
そこから深める発想が大きなアイデアを運んでくるのが、マンダラチャートの真骨頂です。
このプロセスは、より精度の高い結論に辿り着くことを助けてくれるでしょう。
マンダラチャートで仕事をサクッと進めよう
単純作業なら、やればやるだけ進むものですが、頭を使う業務になると、サクサク進むときばかりではありません。
調子が出ないときの救世主として気軽にマンダラチャートを試してみてください。
最低でも、必要なことが抜けてしまうことは防げると思います。
プラス!新たな発想に出会うことができたら、さらにいい仕事に繋げていけるでしょう。
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