職務経歴書の用紙が売っているとは?自分で作るもの?市販のものを活用するポイントについて
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
求人応募の際、履歴書とともに職務経歴書が必要なケースも増えてきました。
とはいえ、履歴書ほど一般的ではない職務経歴書を作るにあたり、たくさんの疑問を持つ方も多いことでしょう。そもそも職務経歴書は履歴書のようにどこかで市販されているのでしょうか。それとも自分で作らないといけないもの?そんな、悩ましい職務経歴書の疑問について紹介します。
また、人手不足を背景に活況な転職市場で、年齢にとらわれずに能力を持った人材を積極的に獲得する企業が増えています。厚生労働の発表でも有効求人倍率は安定していますので、転職活動を考えている方は積極的に活動してみましょう。
厚生労働省サイト 一般職業紹介状況(平成30年8月分)
目次
そもそも職務経歴書とは?
職務経歴書とは、簡単に言ってしまえば自身の経歴をまとめたものですが、以前の職務内容や実績が想像しやすく応募した企業が求める人材なのか?そのような人材に会ってみたいと思ってもらうためのアプローチとなります。そのような意味では転職活動においてとても大切なものとなります。
以前職務経歴書についての記事も書いていますので、そちらも参考にしてみてください。
参考:職務経歴書とは?職務経歴書の意味と転職に活かす方法
市販の職務経歴書とは?どこで売っているの?
職務経歴書は、大手の文具店であれば、ほぼ置いてあるようです。定価は108~540円程度で、その内容や種類もさまざま。コンビニだと、履歴書は置いてあっても職務経歴書を置いているところは少ないので気をつけてください。
いろいろな事情から職務経歴書をパソコンで作ることができる状態にない場合などに、手書きできる職務経歴書があるととても便利です。何部か手元に準備しておくと良いでしょう。
市販の職務経歴書のメリットとは?
市販の職務経歴書は、大きなメリットが2つあります。手書きという手間をかけることで採用への意欲や誠実さを伝えることができること、そして丁寧な文字から人柄などの良い印象を与えることができる、という点です。パソコンで作成した職務経歴書にはない、手書きの文字から受ける誠実で温かい印象も手書きの職務経歴書の良さです。そのメリットを最大限に生かすためにも、丁寧に時間をかけて書き、読みやすい文字を心がけて作成しましょう。
市販の職務経歴書はパソコンが苦手な人にもおすすめ
普段パソコンを使わない人や苦手な人にとって、パソコンを使って職務経歴書の作成は至難の業です。しかも、職務経歴書をフォーマットから作るとなると「何日かかっても完成しない!」ということも珍しくなく、応募や面接どころではなくなります。市販の職務経歴書があれば、そんな苦労は不要。パソコンが使えなくても、職務経歴書の用紙とペンがあれば、簡単に書き始めることができます。
市販の職務経歴書の種類とは?
市販の職務経歴書は転職用の履歴書とのセット、または職務経歴書のみで市販されています。サイズはB5またはA4サイズの2種類です。職務経歴書には履歴書のような規格がありません。企業からの指定がなければ、書きやすさや履歴書サイズとのバランスなどを考慮して、使いやすくて体裁が良いものを選択すると良いでしょう。
フォーマットを自作する時間で職務経歴書の中身を充実させよう
市販の職務経歴書があれば、パソコンを使って苦労しながらフォーマットを自作する時間は不要です。その時間を職務経歴書の内容を充実させる時間に充てましょう。応募書類で肝心なのはその内容です。フォーマットよりも職務経歴書の中身で勝負しましょう。
職務経歴書をパソコンで自作するメリットとは?
パソコンを使って職務経歴書を作成することで「パソコンスキル」をアピールすることができます。また、パソコンで作った職務経歴書は、書類の構成や編集能力、見る側の立場に立ったフォーマットの工夫など、実務能力のアピールにも繋がります。作る上でも、職務経歴書のミスは簡単に修正可能ですし、データさえあれば必要なときに必要な部数、職務経歴書を印刷できることも大変便利なポイントです。
書きやすい書式の職務経歴書を自作できるとは?
職務経歴書には決まった規格というものがないため、自由に書式を選んだり作ったりすることができることも、パソコンで自作する職務経歴書のメリットです。自由に作れるので、わざわざ文具店に書きやすそうな職務経歴書を買いに行く必要はありません。買いに行くのではなく、自分で作りましょう。
企業や職種に合わせたカスタマイズができるとは?
応募する企業や職種によっては、職務経歴書でアピールしたい内容も変わってくることもあるでしょう。そのようなとき、パソコンで作った職務経歴書であれば、企業や職種にあわせて簡単に編集することができます。職歴や経験、仕事への考え方など何を押したいのかを検討した上で、アピールしたい部分を自由にカスタマイズしてみましょう。
効果的な職務経歴書の書き方・マナーとは?
「せっかくならば、より効果的な職務経歴書を作成したい…」そう誰もが思うことでしょう。そのために、手書きの職務経歴書で気を付けてほしいポイントがいくつかあります。丁寧で読みやすい文字はもちろんのこと、手書きならではの良さを生かした効果的な職務経歴書の書き方やマナーについて紹介します。
アピールポイントを文頭に持ってくる
プレゼンの場面など、何かを説明する際に「結論を先に」と言われることが多いと思います。職務経歴書も同じです。長々とした経歴のあとに肝心のアピールポイントがあるようでは大切なことが伝わりません。まずは、一番伝えたい「アピールポイント」を文頭に持ってくることで、採用担当者に関心を持ってもらいましょう。文頭で関心を持ってもらうことで、最後まで興味を絶やさず読み進んでもらうことができます。
ボールペンよりも万年筆を使う
市販の職務経歴書を使って手書きする場合は、ボールペンよりも黒いインクの万年筆がベターです。ボールペンでも悪くはないのですが、万年筆の方がより格式高い印象になり、職務経歴書の信頼度や応募者のイメージがあがります。慣れないとなかなか使いにくい万年筆ですが、「手書きの職務経歴書」としての良さを存分に活かすためのひと工夫として使ってみてはいかがでしょうか。
修正液や修正テープはマナー違反!
市販の職務経歴書を使って手書きする場合、せっかく書き進めているのに途中で書き損じしてしまうことも少なくありません。しかも、完成間近のミスほど、その落胆は大きいですよね。そのような場合も、修正液や修正テープでの修正はマナー違反です。もちろん二重線に修正印もNGです。二重線に修正印は、一見きちんとしているように思えるのですが、職務経歴書のような応募書類には相応しくありません。どんなに面倒でも気を取り直して、必ず最初から書き直してください。予防策として、一部見本を準備しておき、見本を見ながら書き進めることで、ミスの予防になるでしょう。
まとめ
「職務経歴書はパソコンで作るもの」と考えている方も多いと思います。でも、パソコンが使える人ばかりではありません。パソコンが苦手だったり使える環境になかったり、さまざまな事情からパソコンを使って職務経歴書を作ることができない場合は、より手軽な方法として市販の職務経歴書を活用してみてはいかがでしょうか。職務経歴書の最大の目的は「実務能力のアピール」です。アピールの方法はひとつではありません。パソコンの得意な人はパソコンで、文字に自信がある人は手書きで。自分自身の実務能力をアピールするために、より適切な方法を選択し自分らしい職務経歴書を作成してみて下さいね。
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